米大手信用格付け機関のムーディーズが、リップル社の米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」に対して預金格付けを付与しました。付与された格付けは長期が「A2」、短期が「P-1」となっており、XRP LedgerおよびEthereum上でネイティブ発行されるトークンが対象となります。評価にあたっては準備金の保全措置と、発行体が経営破綻した際に保有者が直面するリスクが比較検証されました。伝統的な格付け機関による客観的な信用リスク評価が提示されたことは、機関投資家によるステーブルコインの利用やリスク判断において重要な指標になると見られます。
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格付けの割り当てと対象となるネットワーク
米格付け大手のムーディーズ(Moody’s)は、リップル(Ripple)社が手がけるステーブルコイン「RLUSD」に対し、預金格付けを割り当てました。長期預金格付けには「A2」、短期預金格付けには「P-1」が設定されています。ムーディーズの基準において、A2は信用リスクが低い上位中位グレード、P-1は短期的な決済・償還能力が最も高い水準を示すカテゴリーとされています。
今回の格付けの対象範囲は、分散型台帳であるXRP Ledgerと、スマートコントラクトプラットフォームであるEthereum(イーサリアム)上でネイティブ発行されるRLUSDに限定されています。
準備金の保護体制と発行体の破綻リスクの検証
ムーディーズの評価では、RLUSDの裏付けとなる準備金の安全策(セーフガード)と、発行体が破綻した場合に保有者がさらされるリスク(エクスポージャー)が天秤にかけられ、総合的な判断が下されました。
ステーブルコインの運用においては、資産の保全性や発行体の財務リスクが常に議論の対象となります。格付け機関が発行体の破綻リスクに対する準備金の法的・運用的な保護体制を精査した上で評価を公表したことは、決済や担保としての活用を検討する機関投資家に対し、信用リスクの客観的な判断材料を提供する動きと見られます。
ポイント
- 米格付け大手のムーディーズが、リップル社の米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」に預金格付けを付与しました。
- 格付けの水準は、長期預金格付けが「A2」、短期預金格付けが「P-1」となっています。
- 対象となるのは、XRP LedgerおよびEthereum上で直接発行されるネイティブのRLUSDです。
- 評価のプロセスにおいて、準備金の保護体制と発行体の破綻時に保有者が負うリスクのバランスが検証されました。
- 機関投資家がステーブルコインの信用リスクを測る上で、伝統的格付け機関による基準が示された点で注目されます。