Jeff Booth氏やLyn Alden氏らが支援する「ORANGE JUICE」が、4,000万ドルの資金調達を実施したことが明らかになりました。同社は、買収した企業を恒久的に所有する「パーマネント・キャピタル(恒久的資本)モデル」を導入し、企業の買収とビットコイン財務戦略を進める計画です。買収企業が創出するキャッシュフローをビットコインの購入や追加買収に再投資するという、実業とビットコインを組み合わせた新しい企業モデルの構築を目指す点で注目されています。
新たな企業モデル「ORANGE JUICE」の立ち上げと資金調達
ORANGE JUICEは、従来のプライベート・エクイティ(PE)ファンドとは異なる「パーマネント・キャピタル企業」の立ち上げに向けて、4,000万ドルを調達しました。
このプロジェクトは、ビットコインに特化したベンチャーキャピタルである「ego death capital」のパートナー、Jeff Booth氏、Lyn Alden氏、Nico Lechuga氏、Andi Pitt氏に加え、Adrian Steckel氏らによって共同設立されたとされています。また、運営パートナーとしてRuben Zweiban氏が参画しています。
今回の資金調達には、メキシコの大手企業グループである「Grupo Salinas」の創設者兼会長、Ricardo Salinas氏がアンカー投資家として参加したとされています。
恒久的資本モデルとビットコイン財務戦略の仕組み
同社が導入する「パーマネント・キャピタル(恒久的資本)モデル」は、一般的なPEファンドのように投資回収の期限や、ポートフォリオ企業を早期に売却する圧力に縛られない、長期的な所有アプローチが特徴であるとされています。
買収のターゲットとなるのは、さまざまなセクターにわたる、年間100万ドルから1,000万ドルの安定したキャッシュフローを生み出すアメリカの企業とされています。買収された企業は自社のブランドやアイデンティティを維持し、創設者は引退するか経営を継続するか、あるいは段階的に引き継ぎを行うかを柔軟に選択できる仕組みです。また、売り手は買収対価の一部をORANGE JUICEの株式として受け取ることができ、長期的な成長を共有できるとされています。
買収企業が創出したキャッシュフローは、さらなる企業買収や、ビットコイン財務(ビットコインの購入・保有)への再投資に充てられます。また、同社は社内に運営チームを構築し、人工知能(AI)ツールを活用してポートフォリオ企業の業務改善や生産性向上を支援する方針であるとされています。
今後の計画と株式公開への展望
ORANGE JUICEは、将来的に株式公開(パブリックリスティング)を目指しているとされています。これにより、株主に流動性を提供するとともに、資本市場への広範なアクセスを確保し、さらなる成長へとつなげる計画であるとされています。
ポイント
- ORANGE JUICEが4,000万ドルを調達し、ビットコイン財務戦略を伴う恒久的資本(パーマネント・キャピタル)企業を立ち上げました。
- 従来のPEファンドのように早期の売却を前提とせず、買収した企業を恒久的に所有・運営するモデルを導入する点で注目されます。
- 年間100万ドルから1,000万ドルのキャッシュフローを生成する安定した米国企業をターゲットとし、得られたキャッシュはビットコインの購入や追加買収に再投資される仕組みです。
- 創設メンバーにはJeff Booth氏やLyn Alden氏などビットコイン分野の著名人が名を連ね、メキシコの富豪Ricardo Salinas氏がアンカー投資家として参加しています。
- 将来的には株式公開(パブリックリスティング)を行い、株主への流動性提供と資本市場へのアクセス確保を目指しているとされています。