米司法省の最新文書により、ハマスの軍事部門が資金提供者に対し、暗号資産取引所バイナンスの利用を避けるよう助言していたことが判明しました。同組織は資金の取り扱いにおいて、代替としてバイビットやOKX、カスト、レドットペイの利用を推奨しています。主要取引所における監視体制の強化を背景に、制裁対象組織が資金調達の経路を別のプラットフォームへ切り替えようとする実態を示す事例として受け止められています。暗号資産業界における制裁遵守やテロ資金供与対策の重要性を改めて浮き彫りにする動きとして注目されます。
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米司法省文書で判明した推奨プラットフォーム
米司法省が公表した文書によると、ハマスの軍事部門は支援を行おうとする資金提供者に対し、資金を取り扱う際にバイナンスを利用しないよう助言していました。
その一方で、同組織はバイナンスの代替手段として、暗号資産取引所のバイビット(Bybit)やOKX、決済関連サービスのカスト(Kast)およびレドットペイ(Redotpay)などの利用を推奨していたとされています。
制裁回避の意図と業界への影響
今回の助言は、大手暗号資産取引所におけるコンプライアンス体制の強化や、不正な資金移動に対する監視・凍結措置を警戒した結果である可能性があります。バイナンス上での取引が追跡・遮断されるリスクを考慮し、資金の受け皿として別の取引所や決済サービスへ迂回を図ったものと見られます。
名指しされたプラットフォームを含め、暗号資産関連事業者に対しては今後、テロ資金供与対策(CFT)や制裁対象アドレスのスクリーニングなど、法令遵守体制の一層の徹底が求められる契機となる可能性があります。
ポイント
- ハマス軍事部門が資金提供者に対し、バイナンスでの資金処理を避けるよう助言していたことが米司法省の文書で明らかになりました。
- 代替の手段として、バイビット、OKX、カスト、レドットペイの利用を推奨しています。
- 大手取引所による監視を警戒し、制裁対象組織が資金経路を別のプラットフォームへ移行させようとする実態を示す事例として注目されます。
- 暗号資産業界全体において、テロ資金供与対策や制裁遵守体制のさらなる厳格化が求められる可能性があります。