Starknet上のレンディングプロトコルであるNostraは、価格オラクル(外部の価格データを参照する仕組み)の不正操作を受け、マネーマーケットを一時停止しました。特定の単一アカウントが独自トークンであるNSTRを担保にして、約350万ドルを不正に借り入れたことが確認されています。チームは各資産の照合作業を進めていますが、貸出や借入、引き出し、清算の全機能が停止しており、資金回収の目処は立っていません。今回の事案により、9月における暗号資産市場全体の被害総額はすでに3億2,600万ドルを超える規模に達しています。
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オラクル操作による不正借入とプロトコルの全面停止
Nostraは木曜日、価格オラクルの不正操作が検知されたことを受け、プラットフォーム上のマネーマーケットを停止する措置を講じました。なお、Starknetはイーサリアムのレイヤー2ソリューションの一つとされています。
今回のインシデントでは、不正に操作された価格オラクルが悪用され、単一のアカウントによってNSTRトークンを担保とした約350万ドルの借入が行われました。この事態を受け、プロトコル側は被害拡大を防ぐために以下の主要機能を全面的に停止しています。
- 資産の貸出(Lending)
- 資産の借入(Borrowing)
- 預け入れ資産の引き出し(Withdrawals)
- 担保割れポジションの清算(Liquidations)
現在、チームによって各資産の照合作業が進められているものの、現時点で被害資産の回収見通しは不透明な状態となっています。
拡大するDeFi被害と9月の損失規模
今回のNostraにおける不正流出は、DeFi(分散型金融)プロトコルにおける価格オラクルの脆弱性を再び浮き彫りにしました。価格データの不整合や外部からの意図的な価格操作は、過大な借入を可能にし、プロトコルの流動性に直接的な打撃を与えるリスクを常に抱えています。
今回のインシデントが加わったことで、9月に入ってから暗号資産市場で発生した不正被害の総額は3億2,600万ドルを超過しました。依然としてオラクルを標的としたエクスプロイトが後を絶たず、プロトコルの設計や担保管理におけるリスク管理の難しさが改めて示されています。
ポイント
- Nostraが価格オラクルの不正操作を受け、木曜日にマネーマーケットを停止した点
- 単一アカウントがNSTRを担保に約350万ドルを不正に借り入れた点
- 貸出、借入、引き出し、清算の全機能が停止され、現時点で資金回収の見通しが立っていない点
- 9月の暗号資産市場における不正流出被害総額が3億2,600万ドルを超えており、オラクルの安全性が重大な課題となっている点で注目されます