分散型金融(DeFi)プロトコルのNeutrlは、トークン「NUSD」の償還を開始しました。償還レートは51セントに設定されており、想定価値を大幅に下回る水準での対応となっています。これを受け、関連する構造化商品を提供するStrataでは、損失を先に負担するジュニアトランシェのトークン「jrNUSD」の価値がゼロへと評価減される見通しです。Strataは48時間の評価更新を予定しており、シニアトランシェからの引き出しは改定後の価値に基づく「sNUSD」で決済される方針です。
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NUSD償還の開始と51セントへの設定
Neutrlは、トークン「NUSD」の保有者に向けた償還対応を開始しました。提示された償還レートは1NUSDあたり51セントとなっており、従来の参照価値から大幅に割り引かれた状態での交換となります。
Neutrlは米ドルへの連動を目指す合成資産などを扱うプロトコルとされています。今回の決定により、保有者は想定されていた価値を大きく下回る水準での現金化を受け入れるかどうかの判断を迫られることになります。
Strataにおけるジュニアトランシェの全損とシニアの決済
Neutrlにおける償還レートの決定は、同資産を裏付けとする外部のDeFiプロトコルにも直接的な影響を及ぼしています。構造化利回り商品を提供するStrataは、48時間後に実行される評価更新をスケジュールしました。
この評価更新によって、損失を優先的に吸収するジュニアトランシェ(劣後層)のトークン「jrNUSD」の価値はゼロへと減額され、全損となる見込みです。一方で、優先的な保護を受ける設計となっているシニアトランシェ(優先層)からの引き出しについては、改定されたシェア価値に基づき「sNUSD」で決済される予定となっています。
ポイント
- NeutrlがNUSDの償還を開始し、償還レートを51セントに設定した点
- Strataが48時間の評価更新を予定し、ジュニアトランシェトークン「jrNUSD」をゼロに減額する方針である点
- 損失吸収の仕組みによりジュニアトランシェが全損となる一方、シニアトランシェの引き出しは改定されたシェア価値のsNUSDで決済される点
- 原資産の大幅な価値下落が構造化商品の各階層にどのような影響をもたらすかを示す事例となった点