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ブロックチェーン総研by Pacific Meta

米リップルのステーブルコイン「RLUSD」が時価総額25億ドルを突破。1か月で50%超増加し流通額25億980万ドルに到達

米リップルが展開する米ドル建てステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」の流通額が25億ドルを突破しました。同社の公式開示データによると、10月1日時点で流通額は25億980万ドル、準備資産は26億3,380万ドルを記録しています。RLUSDは金融機関や企業向けの国際送金・資金管理を用途として設計されており、規制対象事業体による発行体制やマルチチェーン展開によって利用基盤を広げています。機関投資家や企業決済における実用性を重視したステーブルコインとして、市場での存在感を急速に高めている点が注目されます。

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監修:ブロックチェーン総研編集部

株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。

流通額25億ドル突破と利用アクティビティの急拡大

リップルが公表した公式開示データによると、10月1日時点におけるRLUSDの流通額は25億980万ドル(約3,961億円)、準備資産は26億3,380万ドル(約4,157億円)となりました。暗号資産データサイトのコインゲッコー(CoinGecko)のデータでも、10月5日時点で時価総額が約25億360万ドル(約3,951億円)を記録しています。

また、リップルのステーブルコイン部門シニア・バイス・プレジデントを務めるジャック・マクドナルド(Jack McDonald)氏が9月30日に明かしたところによると、RLUSDの時価総額は約24億ドル(約3,788億円)に達し、直近1か月で50%超の増加を示しました。さらに同氏は、日次平均アクティビティが年初から3倍超に拡大していることにも言及しており、発行規模だけでなく実際の取引利用も急速に伸びている様子がうかがえます。

企業向け設計とマルチチェーン展開の進展

RLUSDは、リップル傘下のスタンダード・カストディ・アンド・トラスト・カンパニー(Standard Custody and Trust Company)などの規制対象事業体が発行および流通を担っています。国際送金や企業の資金管理といった法人・金融機関向けの実利用を念頭に置いた設計が特徴です。

2024年12月17日の提供開始当初はXRPレジャーとイーサリアム(Ethereum)上でネイティブ発行されていましたが、相互運用プロトコルであるワームホール(Wormhole)のネイティブトークントランスファー(NTT)標準を活用したマルチチェーン展開が進められています。現在はベース(Base)、インク(Ink)、オプティミズム(Optimism)、ユニチェーン(Unichain)、XRPレジャーEVMサイドチェーン(XRP Ledger EVM Sidechain)の各ネットワークでも利用可能な環境が整備されています。

分散型金融やAI決済プロトコルとの連携

RLUSDは流動性の拡大や新たなユースケースの開拓にも取り組んでいます。マクドナルド氏の投稿によると、分散型取引所ユニスワップ(Uniswap)v4上に展開されたSpark Financeの「Stablecoin FX Layer」において、RLUSDとUSDSの取引ペアは提供初週に6億ドル超の出来高を処理しました。

加えて、リップルの開発部門RippleXが提供する開発者向けツール「XRP Ledger AI Starter Kit」では、決済大手StripeとTempoが共同策定したMachine Payments Protocol(MPP)への対応が行われました。これにより、AIエージェントがXRPレジャー上でXRPやRLUSDを用いた単発決済を実行できる仕組みが導入されており、企業決済から自動化されたAI経済圏まで幅広い領域での活用が進められています。

ポイント

  • 米ドル建てステーブルコイン「RLUSD」の流通額が25億980万ドルに達し、時価総額25億ドルの大台を突破しました。
  • 時価総額が1か月で50%超増加したほか、日次平均アクティビティが年初比で3倍超に成長するなど急速に利用が拡大しています。
  • 規制対象事業体が発行を担い、国際送金や資金管理など金融機関や企業の利用を想定した設計となっている点で注目されます。
  • BaseやOptimismなどの複数チェーンへの展開に加え、Uniswap v4での流動性供給やAIエージェント向け決済プロトコルへの対応など実用化が進んでいます。

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