ステーブルコイン発行大手のサークル(Circle)社は、SAPが支援するTereinaとの提携を発表しました。この提携により、SAPの顧客企業はすでに利用している財務ソフトウェアの画面上から直接、サークル社のステーブルコインであるUSDCやEURCを送受信できるようになります。企業が既存の業務システムを変更することなく暗号資産決済を導入できる仕組みであり、エンタープライズ領域におけるステーブルコインの実利用を後押しする取り組みとして注目されます。
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既存の財務システム内でステーブルコイン決済を提供
今回のパートナーシップにより、Tereinaのプラットフォームを経由して、SAPの財務ソフトウェアを利用する企業へUSDCおよびEURCの決済機能が提供されます。
検索情報によると、SAPはドイツに本社を置く世界的なエンタープライズソフトウェア大手とされています。従来、企業がブロックチェーンや暗号資産による決済を導入する際には、専用の外部ツールや別個のウォレット管理システムを別途構築する必要がありました。
しかし今回の統合により、企業はすでに業務フローに組み込まれている財務ソフトウェア環境から離れることなく、米ドル連動型ステーブルコインのUSDCやユーロ連動型ステーブルコインのEURCを送受信できるようになります。
企業の導入障壁緩和と実務への影響
既存のエンタープライズシステム内でステーブルコインの取り扱いが可能になることは、企業実務における導入障壁を大きく下げる要因になると見られます。
財務部門や経理部門は新たな操作体系を一から学習する必要がなく、これまでの業務環境の延長線上でブロックチェーンを活用した送金や受取を行える可能性があります。企業間決済や国際送金における効率化の選択肢として、ステーブルコインが既存のビジネスインフラへ深く浸透していく端緒になると考えられます。
ポイント
- サークル社がSAP支援の金融サービス企業Tereinaと提携
- SAPの顧客企業は利用中の財務ソフトウェア内からUSDCおよびEURCの送受信が可能に
- 外部システムを導入せず既存の業務環境のままステーブルコイン決済を利用できる点で注目されます
- 企業の導入負担を軽減し、エンタープライズ領域での実利用を広げる可能性がある点で重要視されます