機関投資家向け採用が進むRippleとXRP、実用性拡大の一方で市場価格は下落傾向が続く

RippleとXRPは、24時間以内に機関投資家向けの採用実績を相次いで獲得しました。日本市場におけるDoppler FinanceとSBI Digital Financeの提携によるXRPレンディング(暗号資産の貸付)インフラの構築、そしてLinux Foundationが立ち上げた「x402 Foundation」へのプレミアメンバーとしての参画です。しかし、これらの実用性の向上を示す好材料にもかかわらず、XRPの市場価格は下落傾向を続けており、実需と市場価格のギャップが浮き彫りとなっています。

日本国内における機関投資家向けXRPレンディングインフラの構築

機関投資家向け採用が進むRippleとXRP、実用性拡大の一方で市場価格は下落傾向が続く

デジタル資産市場のインフラプロバイダーであるDoppler Financeと、SBIグループの暗号資産レンディング事業を担うSBI Digital Financeは、日本国内において機関投資家向けのXRP金融インフラを共同開発するための戦略的提携を発表しました。

この提携により、日本のファンドやマーケットメーカー(市場の流動性を提供する業者)などの機関投資家が、コンプライアンス(法令遵守)を遵守しながら保有するXRPを担保として活用し、流動性を引き出せるレンディングプラットフォームの構築が進められます。これまで受動的に保有されていたXRPを生産的な金融資本へと転換することを目指すとしています。

AIエージェント向け決済規格を策定する「x402 Foundation」へ参画

Rippleは、Linux Foundationが新たに立ち上げた「x402 Foundation」にプレミアメンバーとして参画しました。

x402 Foundationは、AI(人工知能)エージェントやアプリケーションが人間を介さずに自律的かつシームレスに決済を行えるインターネットネイティブなプロトコル(通信規格)の標準化を目指す非営利団体です。Rippleは、VisaやMastercard、Google、Stripeなどの大手企業とともに主要なメンバーとして名を連ねており、自社の暗号資産XRPやステーブルコイン(価格が安定するように設計された暗号資産)「RLUSD」をこのx402プロトコルに統合する方針を示しています。

拡大する実用性と市場価格の乖離

これら2つの機関投資家向けの大きな進展は、RippleおよびXRPの実用性を大きく高めるものであるとされています。しかし、こうした好材料が相次いだにもかかわらず、暗号資産市場におけるXRPの価格は下落を続けており、実需の拡大と市場価格の間に大きな乖離(ギャップ)が生じている状況です。

ポイント

  • 日本市場において、Doppler FinanceとSBI Digital Financeが機関投資家向けのXRPレンディングや担保インフラを開発する提携を発表しました。
  • Linux Foundationが立ち上げた、AIエージェント向け決済プロトコルの標準化を目指す「x402 Foundation」に、Rippleが主要メンバーとして参画しました。
  • Rippleは、XRPおよび開発中のステーブルコイン「RLUSD」をx402決済プロトコルに統合する計画です。
  • 機関投資家向けの実用性が拡大している一方で、XRPの市場価格は下落を続けており、ユーティリティと市場評価のギャップが課題となっています。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

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