モバイルアプリ内に潜む新マルウェア「SparkKitty」が検出 写真からウォレットのリカバリーフレーズを標的に

サイバーセキュリティ企業のCheck Pointにより、モバイルアプリ内に潜伏するマルウェア「SparkKitty」が特定されました。このマルウェアは、スマートフォンなどの端末内に保存された写真をスキャンし、暗号資産ウォレットのリカバリーフレーズを盗み出す機能を持っています。モバイルアプリを経由してユーザーの秘密情報を不正取得する新たな脅威として、暗号資産ユーザーおよび業界関係者の間で警戒が高まっています。

モバイルアプリに潜むマルウェア「SparkKitty」の検出

モバイルアプリ内に潜む新マルウェア「SparkKitty」が検出 写真からウォレットのリカバリーフレーズを標的に

サイバーセキュリティ企業のCheck Point(チェック・ポイント)は、モバイルアプリ内に隠されたマルウェア「SparkKitty(スパークキティ)」を特定したと発表しました。

SparkKittyは、感染したモバイル端末内の写真(画像データ)を自動的にスキャンする動作を行います。その目的は、画像内に含まれる暗号資産ウォレットのリカバリーフレーズ(ウォレットの復元や資産操作に必要な秘密の単語列)を検索し、不正に窃取することにあります。

一般的に、暗号資産ウォレットのバックアップ用フレーズをメモ代わりにスクリーンショットや写真で端末内に保存するユーザーが存在することから、こうした管理方法の隙を突いた攻撃手法と見られます。

暗号資産セキュリティにおける重要性と影響

今回のSparkKittyの検出は、暗号資産の個人管理におけるセキュリティリスクを浮き彫りにしています。従来はフィッシングサイトや不正Webサイトへの誘引による被害が多く見られましたが、日常的に利用されるモバイルアプリ自体にマルウェアが仕込まれ、端末内の画像ファイルを直接解析される攻撃への懸念が強まっています。

暗号資産ウォレットのリカバリーフレーズ(シードフレーズ)が第三者に奪われた場合、ウォレット内のすべての資産が不正に引き出される危険性があります。そのため、不正アプリのインストールを防ぐ厳格な検証プロセスや、リカバリーフレーズを端末内の写真として保存しないオフラインでの物理的管理の重要性が、改めて強調されることになると見られます。

ポイント

  • セキュリティ企業のCheck Pointにより、モバイルアプリ内に潜むマルウェア「SparkKitty」が特定された点
  • SparkKittyが端末内の写真をスキャンし、暗号資産ウォレットのリカバリーフレーズを盗み出す仕組みを持っている点
  • リカバリーフレーズを画像データとして端末内に保存する運用リスクが改めて浮き彫りになり、管理手法の再確認が求められる点

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

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