DeFiリスク管理プラットフォームのSentoraは、資産運用大手Wellington Managementがボンドポートフォリオを運用するトークン「mWIN」を担保とした貸付ボルト(運用プール)をMorphoプロトコル上に開設しました。本ボルトにはPayPalのステーブルコインであるPYUSDが960万ドル保有されており、PYUSDの貸出および運用が行われています。提示されている8.31%の総合利回りのうち、7.61パーセンテージポイントはPYUSDのリワードストリームから提供されています。伝統的金融機関が運用を手がける資産とDeFi(分散型金融)の貸付機能を結びつける取り組みとして注目されます。
Wellington Managementの信用戦略とPYUSD貸付の仕組み
Sentoraが開設したMorphoプロトコル上のレンディングボルトでは、ルクセンブルクで発行されたトークン「mWIN」が担保として採用されています。mWINはボンド(債券)ポートフォリオで構成されており、その運用は大手資産運用会社のWellington Management(ウェリントン・マネジメント)が担っています。このボルトにはPayPalが発行する米ドル連動型ステーブルコイン「PYUSD」が960万ドル保有されており、mWINに対してPYUSDを貸し出す構造が構築されています。
利回り構造とPYUSDリワードの役割
本ボルトで提示されている8.31%の総合利回り(headline yield)において、その大部分を占める7.61パーセンテージポイントはPYUSDのリワードストリーム(報酬分配)によるものです。伝統的な債券運用をベースとした信用資産と、ステーブルコインの発行元によるインセンティブプログラムを組み合せることで、DeFi市場における資金効率と利回りの確保が図られていると見られます。
ポイント
- SentoraがMorphoプロトコル上でWellington Managementのオンチェーン信用戦略を担保とする貸付ボルトを開設した点
- 担保資産となる「mWIN」はルクセンブルク発行のトークンであり、Wellington Managementがボンドポートフォリオの運用を担当している点
- ボルト内にPayPalのステーブルコイン「PYUSD」が960万ドル保有されている点
- 提示利回り8.31%のうち7.61パーセンテージポイントがPYUSDのリワードストリームに由来している点