MAYAChainが約170万ドルの不正流出を受けてネットワークを停止。4,887万CACAOが流出しトークン価格は約89%下落

監修:ブロックチェーンマガジン編集部更新日

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クロスチェーン分散型取引プロトコルとされるMAYAChainにおいて、推定170万ドル規模の不正流出が発生し、ネットワークの稼働が停止されました。初期分析によると、6つの連鎖的な脆弱性が悪用され、23個のメッセージを含む単一トランザクションによって4,887万CACAOが流出しました。この影響によりネイティブトークンのCACAO価格は約89%急落しており、クロスチェーンプロトコルにおける複合的なセキュリティ対策の重要性が改めて浮き彫りとなっています。

脆弱性の連鎖による不正流出とネットワーク停止の経緯

MAYAChain(暗号資産のクロスチェーン取引を可能にする分散型プロトコルとされています)において、推定170万ドルの資産が不正に引き出される事案が発生しました。事態を把握したプロトコル側は被害の拡大を抑えるため、ネットワークを停止する措置をとっています。

初期の技術分析によれば、今回の不正流出は単一の不具合ではなく、システム内の6つのバグが連鎖したことによって引き起こされたとされています。攻撃者は23件のメッセージを含むトランザクションを実行してこれらの脆弱性を突き、計4,887万枚のCACAOトークンを流出させたと分析されています。

トークン価格の急落とプロトコルへの影響

今回の流出に伴い、MAYAChainのエコシステムトークンであるCACAOの市場価格は一時、約89%下落しました。大量のトークンがプロトコルから不正に引き出されたことが直接的な売り圧力や心理的懸念につながったと見られます。

本件は、複数の機能やトランザクション処理が組み合わさることで生じる連鎖的な脆弱性のリスクを示す事例といえます。複雑な取引を扱う分散型基盤において、複合的なメッセージ処理に対する厳格な検証が不可欠である点があらためて示されました。

ポイント

  • MAYAChainで推定170万ドル規模の不正流出が発生し、ネットワークが緊急停止された点
  • 6つのバグが連鎖し、23個のメッセージを含むトランザクションにより4,887万CACAOが引き出された点
  • 被害発生後にネイティブトークンのCACAO価格が約89%急落した点
  • 複合的な脆弱性の連鎖による被害が発生し、スマートコントラクトやトランザクション処理の安全設計が問われる点
ブロックチェーン総研Blockchain Research Institute
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