株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。
ブロックチェーン開発を手がけるUPBONDは2026年8月19日、観光体験予約サービスのJapanTicketと連携し、アパホテルの宿泊者を対象とした観光・飲食提案の実証テストを開始したと発表しました。本実証では、AIによる体験提案から円建てステーブルコイン「JPYC」による決済までを一括で行うインフラが活用されます。ホテルチェックインを起点として訪日旅行者に日本文化体験や飲食店予約などを提供し、為替手数料や決済失敗といった課題の解決を目指します。
実証実験の仕組みと提供コンテンツ
本実証では、UPBONDが開発するインフラ「Agentic Wallet」が用いられます。この仕組みでは、AIが旅行者に対して個別の体験を提案し、円建てステーブルコイン「JPYC」による決済までを一括して処理します。
旅行者は、認証と決済を統合したプラットフォーム「Login3.0」を通じてホテルのチェックインを行います。これを入口として、寿司店や居酒屋などの飲食店予約、相撲部屋の朝げいこ見学や箸づくり体験といった日本文化コンテンツ、百貨店で利用できる観光クーポンなどが提案されます。
ステーブルコイン導入支援のPacific Meta
自社でも発行・運用を実践する当事者チームが伴走します
訪日客の決済課題解決とJPYCの利用拡大
今回の実証は、訪日旅行者が直面する為替手数料や決済の失敗といった課題を、ステーブルコイン決済によって解消することを目的としています。基盤となるプラットフォーム「Login3.0」は国内で約100万人のウォレットユーザーを抱え、1日あたり4000人超が利用しています。
決済手段となるJPYCは、2026年8月18日に資金移動業登録から1年を迎えました。総流通量は28億円規模に拡大しており、企業における実用事例が広がっています。
ポイント
- UPBONDがJapanTicketと連携し、アパホテル宿泊者向けにJPYC決済を活用した観光実証を開始した点
- AIによる提案から決済までを一括で行う「Agentic Wallet」および約100万ユーザーを抱える「Login3.0」を活用する点
- 飲食店予約や文化体験を提案し、訪日旅行者の為替手数料や決済失敗といった課題の解消を狙う点
- 決済に用いられるJPYCは資金移動業登録から1年で総流通量が28億円規模に達し、法人での活用が進んでいる点