ユニスワップがサークル開発のL1ブロックチェーン「Arc」にv4を展開へ。9月16日のメインネット公開時から基盤を提供する方針

監修:ブロックチェーンマガジン編集部更新日

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分散型取引所(DEX)のユニスワップ(Uniswap)は、米ドル建てステーブルコイン「USDC」発行元のサークル(Circle)が開発するレイヤー1ブロックチェーン「アーク(Arc)」において、最新プロトコル「ユニスワップv4」を展開します。Arcチームが8月17日に公表した内容によると、9月16日に予定されているArcのパブリックメインネット公開に合わせて、プロトコル、アプリ、APIを通じた提供を開始する計画です。ステーブルコイン金融やトークン化資産に特化した新たなネットワークにおいて、公開初期から主要な流動性インフラが整うことになります。

メインネット公開初日からのインフラ提供と展開規模

ユニスワップのArc対応自体は6月15日に発表されていましたが、今回の発表では利用可能となる具体的な機能や構築可能なDeFi(分散型金融)サービスの詳細が明らかになりました。9月16日のパブリックメインネット公開と同時に、ユニスワップはプロトコル、アプリ、APIを通じてArc上のトークンスワップや流動性供給の基盤を提供します。

ユニスワップv4のコントラクトは現在、イーサリアム(Ethereum)、ベース(Base)、アービトラム(Arbitrum)、ポリゴン(Polygon)など計19のメインネットに展開されています。Arcはメインネット公開に伴い、これらの対応ネットワークのラインナップに加わる形となります。

フック機能を活用した高度なDeFiサービスの実現

ユニスワップv4の大きな特徴は、流動性プールの機能を柔軟にカスタマイズできる「フック(hooks)」機能です。フックは、プールの初期化、スワップの実行、流動性の変更、手数料の処理といった各段階において、開発者が独自の処理を組み込める仕組みです。Arcチームによると、ユニスワップv4向けには開発者によってすでに6万件を超えるフックがデプロイされています。

このフック機能を活用することで、Arc上では単純なトークン交換にとどまらず、レンディング(資産の貸し借り)、トークン発行時の流動性形成、流動性提供者(LP)向けの運用戦略、構造化商品、デリバティブといった多様な金融サービスの構築が可能になるとされています。

ステーブルコイン金融基盤としてのArcの特性

サークルが開発するArcは、ステーブルコイン金融や現実資産などのトークン化資産向けに設計されたEVM(イーサリアム仮想マシン)互換のレイヤー1ブロックチェーンです。ネイティブガストークン(ネットワーク手数料の支払い用トークン)としてUSDCを使用する点が大きな特徴となっています。

さらに、取引が1秒未満で確定する決定論的ファイナリティを備えているほか、オプトイン型のプライバシー機能の導入も予定されています。決済速度や取引の確定性が重視される金融アプリケーションにおいて、実用的なインフラとなることが期待されます。

ポイント

  • ユニスワップv4が、サークル開発のL1ブロックチェーン「Arc」の9月16日メインネット公開と同時に展開されます。
  • プロトコル、アプリ、APIを通じて、公開初日からArc上のスワップや流動性供給の基盤が整備される点で注目されます。
  • 開発者がプールの処理を独自に拡張できる「フック」機能により、レンディングやデリバティブなど多様なDeFiサービスの構築が可能になります。
  • ArcはUSDCをガストークンに採用し、1秒未満のファイナリティやオプトイン型プライバシーを備えたステーブルコイン金融特化型ブロックチェーンです。
  • ユニスワップv4の展開先は既存の19メインネットからさらに拡大することになります。
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