ソニーグループの暗号資産取引サービスであるS.BLOXは、2026年8月24日に暗号資産ナイト(NIGHT)およびカルダノ(ADA)の取扱いを開始しました。NIGHTの国内暗号資産交換業者における取扱いは今回が初の事例となります。NIGHTはゼロ知識証明(ZKP)技術を活用してデータの機密性と法令遵守の両立を目指すブロックチェーンのネイティブトークンであり、従来のパブリックチェーンが抱えていたデータ公開の課題を解決する基盤として位置づけられています。
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国内初となるNIGHT取扱いと取引環境の詳細

S.BLOXは8月24日より、販売所においてNIGHT/JPYおよびADA/JPYの取扱いを開始しました。NIGHTの取扱いは、同日時点で関東財務局および近畿財務局に登録された暗号資産交換業者の中で国内初となります。
今回の追加により、S.BLOXが取り扱う暗号資産は、既存のビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、エックスアールピー(XRP)、トロン(TRX)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)にNIGHTとADAが加わり、合計8銘柄となりました。
取扱いにおける注意点として、S.BLOXが対応するのはカルダノネットワーク上で発行されたNIGHT(cNIGHT)のみであり、ミッドナイトネットワーク上のNIGHTには対応していません。また、同社は両銘柄の取扱い開始を記念し、条件達成に応じてNIGHTは最大14,000円相当、ADAは最大10,000円相当を受け取ることができるキャンペーンを2026年9月30日まで実施しています。
プライバシー保護技術と企業参入の課題解決
NIGHTは、イーサリアムの共同創業者でありカルダノの創設者でもあるチャールズ・ホスキンソン氏が2022年に立ち上げたプライバシー特化型ブロックチェーン「ミッドナイト(Midnight)」のネイティブトークンです。カルダノのパートナーチェーンとして開発が進められており、初期はカルダノネットワーク上で発行・エアドロップされた後、ネイティブチェーンの稼働に伴いミッドナイト上のNIGHTとカルダノ上のNIGHT(cNIGHT)が1対1の比率で流通する設計となっています。
従来のパブリックブロックチェーンでは取引データやビジネスモデルがすべて公開されてしまうため、日本企業やアニメなどの知的財産(IP)保有層がWeb3分野へ参入する際の障壁となっていました。ミッドナイトはゼロ知識証明技術を用いることで、取引データの機密性を保ちながら法令遵守を両立できる仕組みを提供しており、企業のコンテンツや産業を安全にグローバル展開するための基盤になると説明されています。
ポイント
- S.BLOXがNIGHTとADAの取扱いを開始し、NIGHTは国内暗号資産交換業者として初の取扱い事例となった点
- 今回の追加により、S.BLOXにおける取扱暗号資産が全8銘柄に拡充された点
- 取扱い対象がカルダノネットワーク上のトークン(cNIGHT)に限定されている点
- ゼロ知識証明を活用したミッドナイトの技術基盤により、企業のWeb3参入におけるデータ公開や機密保護の課題解決が期待される点