米CFTCが元ホワイトハウス職員による予測市場での不正取引を巡り和解。17万2,000ドルの支払いを命じる

米商品先物取引委員会(CFTC)は、予測市場プラットフォーム「Kalshi(カルシ)」において不正な取引を行った元ホワイトハウスのテレプロンプター操作担当者に対し、17万2,000ドルの支払いを命じました。対象となったのは、要人の演説で特定の単語やフレーズが使われるかを予測する「メンション市場」と呼ばれるイベント契約です。今回の事案は、イベント契約を取引した連邦職員に対するCFTCのインサイダー取引摘発として2件目であり、直近4週間で2件目の和解となります。予測市場の利用が広がるなか、職務上の非公開情報を利用した不正取引に対する規制当局の厳格な執行姿勢が示された点で注目されます。

監修:ブロックチェーンマガジン編集部

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非公開情報を利用した取引に対する制裁

今回の処分では、元ホワイトハウス職員が演説の事前原稿を扱う立場を利用し、Kalshiのメンション市場で取引を行っていたことが対象となりました。メンション市場とは、公的な発言内で特定の言葉が登場するかどうかを対象とするイベント契約(特定の結果に基づいて決済されるデリバティブ商品)の一種です。

CFTCはこの取引をインサイダー取引と認定し、該当する元職員に対して17万2,000ドルの支払いを命じる和解をまとめました。

イベント契約市場における規制当局の監視

予測市場プラットフォームにおけるイベント契約は急速に関心を集めていますが、市場の拡大に伴い内部情報の不正利用に対する監視体制も強化されています。

CFTCにとって、連邦職員がイベント契約を対象にインサイダー取引を行った事案の摘発は今回で2例目となります。さらに、過去4週間のうちに同様の関連事案で2件の和解が成立しており、規制当局が公的立場にある人物の不正な取引行為を迅速に取り締まる方針を強めていることがうかがえます。

ポイント

  • 元ホワイトハウスのテレプロンプター操作担当者が、Kalshiのメンション市場での不正取引により17万2,000ドルの支払いを命じられました。
  • 演説内容の事前把握という職務上の非公開情報を利用したイベント契約の取引が、CFTCによりインサイダー取引として認定された点で注目されます。
  • 連邦職員によるイベント契約取引のインサイダー案件としては2件目の摘発であり、4週間で2件目の関連和解となります。
  • 予測市場やイベント契約の普及が進むなかで、規制当局による監視と法執行が本格化していることを示す事例として重要視されます。
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