米U.S. Bankがクロスボーダー決済テストを完了。ステーブルコイン「USBDC」の財務決済や担保への活用を検討する方針

全米第5位の商業銀行であるU.S. Bankは、独自ステーブルコイン「USBDC」の発行に向けた取り組みとして、クロスボーダー決済(国境間決済)の実環境テストを完了しました。同行は実際の取引の完了を受け、同ステーブルコインを財務決済、流動性管理、および担保へ活用することを検討していると発表しました。大手規制金融機関がブロックチェーン技術を用いた決済手段を機関投資家向け・法人向け業務に統合する試みとして注目されます。

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監修:ブロックチェーン総研編集部

株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイト編集方針をご覧ください。

実環境テストの完了とUSBDC発行に向けた進展

U.S. Bankは、独自ステーブルコインであるUSBDCのローンチに向けた次の段階として、クロスボーダー決済テストを成功させました。同行は実際の環境における取引(ライブトランザクション)を完了させており、実用化に向けた検証を進めています。なお、今回のパイロット送金はStellar(ステラ)ブロックチェーン上で実施され、同行の北米拠点と欧州拠点の間で送金が行われたとされています。

財務決済・流動性管理・担保への活用検討

取引の完了を受けて、U.S. BankはUSBDCの具体的な用途の模索に入っています。同行が挙げている主な対象領域は、財務決済(トレジャリー決済)、流動性管理、および担保(コラテラル)の3点です。

従来型の金融システムにおける国際送金や資金管理では複数の仲介機関を経由することが一般的ですが、ステーブルコインを活用することで、即時決済や常時稼働による資金効率の改善が期待されます。全米屈指の規模を持つ商業銀行が、実務オペレーションへのブロックチェーン導入を具体的に進めている点は、伝統的金融インフラとデジタル資産インフラの融合を示す事例と言えます。

ポイント

  • 全米第5位の商業銀行であるU.S. Bankが、独自ステーブルコイン「USBDC」を用いたクロスボーダー決済の実取引テストを完了しました。
  • 同行は実取引の完了を踏まえ、USBDCを財務決済、流動性管理、担保に活用することを模索しています。
  • 大手金融機関が自社業務の効率化に向けてブロックチェーン決済基盤の実用化を推進している点で注目されます。
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