米暗号資産取引所大手コインベース(Coinbase)が、米国個別株を対象とする無期限先物(パーペチュアル先物)の取り扱いに向けて、米商品先物取引委員会(CFTC)へ承認を申請したことが明らかになりました。承認された場合、同社傘下のデリバティブ取引所「Coinbase Derivatives」において週5日・24時間体制での取引が提供される計画です。暗号資産市場で広く普及している無期限先物の仕組みを米国の株式デリバティブ市場へ導入する取り組みとして注目されます。
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計画されている契約の仕様と清算体制

申請された個別株の無期限先物契約は、Coinbase Derivativesを通じて週5日・24時間(24/5)取引される設計となっています。一般的な先物取引と異なり満期日が定められていない無期限先物では、現物価格との乖離を抑えるために資金調達料(ファンディング)の仕組みが用いられますが、本契約では毎時の資金調達料が適用される予定です。
また、取引の清算業務については、デリバティブ清算機関であるNodal Clearを通じて行われるとされています。現在、CFTCへの申請は審査中(pending)の段階にとどまっており、実際の取引提供には規制当局による正式な承認が必要となります。
暗号資産特有の取引手法を株式市場へ展開
無期限先物は主に暗号資産デリバティブ市場で発展し、投資家の間で活発に取引されてきた金融商品です。コインベースによる今回の動きは、暗号資産取引で培われた取引形態を米国の伝統的な個別株取引へ拡張する試みと見られます。米国内の規制枠組みの中で個別株の無期限先物が実現するかどうかは、審査を担当するCFTCの判断に委ねられています。
ポイント
- コインベースが米国の個別株を対象とする無期限先物について米CFTCに承認を申請しました。
- Coinbase Derivativesにおいて週5日・24時間体制での取引提供が計画されています。
- 取引には毎時の資金調達料が適用され、清算はNodal Clearを通じて実施される設計です。
- CFTCへの申請は審査中となっており、提供開始には当局の承認が必要な状況です。
- 暗号資産市場で主流の無期限先物契約を米国の株式デリバティブへ展開する事例として注目されます。