マイナー支持が乏しいビットコイン提案「BIP-110」が存続する理由

ビットコインの改善提案である「BIP-110」は、マイナー(採掘者)からの支持がほぼ皆無であるにもかかわらず、提案としてのプロセスが存続しています。これは、マイナーの意向だけに依存しない「ユーザーアクティベート設計」が採用されているためです。BIP-110は有効化予定日、そしてその先に向けて進み続けており、ビットコインのガバナンスにおけるユーザー主導の設計構造を示す事例として注目されます。

監修:ブロックチェーンマガジン編集部

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マイナー支持の低迷とユーザーアクティベート設計の役割

ビットコインのプロトコル変更に関する提案「BIP-110」は、現在マイナーからごくわずかな支持しか得られていません [1]。通常のプロトコル更新ではマイナーのハッシュパワーによる同意が重視されることが多いですが、BIP-110が消滅せずに存続している背景には、その独自の設計が関係しています [1]。

BIP-110は「ユーザーアクティベート設計」を採用しています [1]。一般的にユーザーアクティベート(UASF:ユーザー・アクティベーテッド・ソフトフォーク等)とは、ノードを運用するユーザーやネットワークの参加者が主導してルールの適用を検証・強制する仕組みとされています。この設計により、マイナーからの支持が極めて低い状態であっても、提案自体が立ち消えになることなくプロセスが維持されています [1]。

有効化予定日に向けたプロセスと業界への示唆

ユーザー主導の仕組みを備えていることから、BIP-110は予定されているアクティベーション(有効化)期日に向けて進展を続けています [1]。さらに、アクティベーション期日を迎えた後においても、この提案の取り組みは(高い確率で)継続すると見られています [1]。

この動向は、ビットコインネットワークの運用において、マイナーの採掘力による同意だけでなく、ユーザーやノード運用者が主導する設計が提案の存続や実行にどのように寄与するかを示すものとして、Web3業界のビジネスパーソンにとっても重要な意味を持っています。

ポイント

  • BIP-110はマイナーからの支持がほぼゼロに近い状況にあります [1]。
  • マイナーの支持が乏しいにもかかわらず、ユーザーアクティベート設計によって提案が存続しています [1]。
  • 提案は有効化予定日およびその先に向けてプロセスが進められています [1]。
  • マイナーの意向のみに依存しないプロトコル更新のアプローチを示す点で注目されます [1]。
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