LayerZeroが暗号資産・トークン化市場向け取引エンジン「ATLAS」を発表。取引手数料の75%をZRO買戻し・バーンに充て取引所へ最大65%を還元する方針

LayerZeroは、暗号資産およびトークン化資産市場向けの取引インフラとなる取引エンジン「ATLAS」を発表しました。ATLASは同社の「Zero」ブロックチェーン上で稼働し、独自のユーザーインターフェースを持たないヘッドレス型の取引所として設計されています。発表に伴いネイティブトークンであるZROの価格が高騰したほか、米大手金融機関との連携による機関投資家市場への適用検討が進められています。

監修:ブロックチェーンマガジン編集部

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ヘッドレス取引基盤ATLASの設計とZROのトークン設計

ATLASは、独自のフロントエンド(ユーザー向け操作画面)を持たないヘッドレス型の取引エンジンとして機能します。外部の取引所や取引プラットフォームがバックエンドとして導入できる仕組みとなっており、利用する取引所に対して最大65%のリベートを支払う構造が採用されています。

また、取引所控除後の取引手数料のうち75%がネイティブトークンであるZROの買い戻しとバーン(焼却による供給量削減)に充てられます。このトークン設計が明らかになったことを受け、市場ではZROトークンが急騰しました。

Zeroブロックチェーンの採用と大手金融機関による活用検討

ATLASが稼働する基盤には、LayerZeroの「Zero」ブロックチェーンが採用されています。Zeroブロックチェーンは、米大手マーケットメイカーのシタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)からの支援を受けているとされています。

さらに、米証券保管振替機関(DTCC)や、取引所大手のインターコンチネンタル取引所(ICE)が、機関投資家向け市場アプリケーションへの適用を検討・模索しています。従来の暗号資産取引にとどまらず、トークン化市場を見据えた金融インフラとしての実用化が進められていると見られます。

ポイント

  • LayerZeroがZeroブロックチェーン上で稼働する取引エンジン「ATLAS」を発表した点
  • 独自のフロントエンドを持たないヘッドレス取引所として機能し、取引所へ最大65%のリベートを提供する点
  • 取引手数料の75%をZROの買い戻しとバーンに充当する方針により、トークン価格が高騰した点
  • シタデル・セキュリティーズの支援を受け、DTCCやICEが機関投資家向け市場での適用を検討している点
ブロックチェーン総研Blockchain Research Institute
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