米自動車ローンの利回りをソラナ上で提供、ハストラが新トークン「AUTO」を開始

マルチアセット型資本市場プロトコルのハストラは、米国の自動車ローンから生じる利回りをオンチェーンで提供するトークン「AUTO」の提供を開始しました。本トークンはソラナブロックチェーン上で提供され、一定の返済能力を持つニアプライム層向けの自動車ローンを裏付け資産としています。ハストラにとって初となる外部機関組成資産の取り込みであり、現実資産(RWA)利回り商品の拡充に向けた取り組みとして位置付けられます。

自動車ローンを標準化するプロダクト構造とDeFi連携

米自動車ローンの利回りをソラナ上で提供、ハストラが新トークン「AUTO」を開始

AUTOで提供される利回りの基盤となる自動車ローンは、米国でローンの組成や取得を手掛けるアゴラ・データが引受審査からサービシングまでを担当しています。アゴラ・データが組成したローンは、フィギュアのトークン化基盤である「フィギュア・フォージ」を通じて標準化され、ローン資金調達マーケットプレイスの「デモクラタイズド・プライム」へと供給されます。ハストラはこの市場から生じる利回りへのアクセスを、ソラナ上のトークンとして投資家に提供する仕組みです。

また、AUTOはソラナエコシステム内の主要なDeFiプロトコルと連携しています。カミノにおけるレンディングやループ運用、オルカでの取引および流動性供給に対応しているほか、セントラがボールトのキュレーションを、ロッカウェイXがマーケットメイクを担います。さらに価格データ基盤には、チェーンリンクの「チェーンリンク・データ・ストリームズ」が採用されています。

EVM互換チェーンへの拡張と対象資産の拡大計画

ハストラはこれまで、フィギュアが自ら組成した住宅担保信用枠(HELOC)を裏付けとする利回り商品「PRIME」を展開してきました。今回のAUTOは、ハストラにとって初となる第三者組成の資産クラスであり、運用資産の多様化を示す事例となります。

今後の計画として、ハストラはAUTOをイーサリアムをはじめとするEVM互換チェーンへ展開する方針を示しています。さらに、フィギュア・フォージを活用して企業向け売掛債権や中小企業向け融資など、新たな資産クラスの取り込みも順次進めていく予定です。

ポイント

  • 米国のニアプライム層(一定の返済能力を持つ信用層)向け自動車ローンの利回りを提供するトークン「AUTO」がソラナで開始されました。
  • アゴラ・データが組成したローンをフィギュア・フォージで標準化して活用する、ハストラ初の第三者組成資産となります。
  • カミノやオルカなどのソラナ基盤DeFiプロトコルや、チェーンリンクの価格データインフラと連携しています。
  • 今後はイーサリアム等のEVM互換チェーンへの展開や、売掛債権・中小企業向け融資など新たな資産クラスへの対応が計画されています。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

Pacific Metaマガジン編集部は、ブロックチェーン領域を中心に、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン(ST)、ステーブルコイン、NFTなどのトークン活用や、AI×ブロックチェーン領域における事業開発・実装に関する情報を発信する編集チームです。株式会社Pacific Metaが、グループ累計260社以上・41カ国以上のプロジェクトを支援してきた知見をもとに、記事の企画・監修を行っています。

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