イベント参加の証明手段として利用されてきた「POAP(Proof of Attendance Protocol)」が、5年以上の運営を経てサービスを終了することが判明いたしました。POAPは、ユーザーが参加の記録をミント(ブロックチェーン上でトークン化)できるオンチェーンの記念品を作成・発行するためのプロトコルとして機能してきました。これまでCoinbaseやAmerican Expressといった大手企業を含む、約46,210の発行者に採用されてきた実績があります。多くの組織で利用されていた基盤であるため、今後のオンチェーン証明やエンゲージメントツールの動向に与える影響が注目されます。
POAPのサービス終了とこれまでの実績
POAP(Proof of Attendance Protocol:イベント等の参加や出席をブロックチェーン上で証明・記念品化するプロトコル)は、5年以上にわたる運用を経てサービスの終了を決定いたしました。本プロトコルは、ユーザーがイベントへの参加体験などをオンチェーンの記念品としてミントできる仕組みを提供し、Web3業界における参加証明の手段として親しまれてきました。
POAPの利用範囲は暗号資産領域にとどまらず、幅広い産業へ広がっていました。これまでにCoinbase(大手暗号資産取引所)やAmerican Express(大手クレジットカード・金融サービス企業)などのグローバル企業を含む、約46,210の発行者(イシュアー)がPOAPを活用して各種記念品を発行してきたとされています。
Web3業界における意義とビジネスへの影響
POAPのサービス終了は、Web3業界におけるコミュニティ形成や顧客エンゲージメントの施策において重要な意味を持ちます。参加者が特定のイベントにいたことや活動を行ったことをオンチェーンで証明する仕組みは、ユーザーとの関係性を深める手段として活用されてきました。
CoinbaseやAmerican Expressのような大企業からWeb3ネイティブなコミュニティまで、約4万6,000を超える多様な主体が利用していた実績は、POAPが参加証明ツールの代表格であったことを示しています。今回の終了に伴い、今後はコミュニティ参加やイベント体験をどのようにオンチェーン上で記録・管理していくのか、新たな技術や代替プロトコルへの移行という観点でビジネス上の関心が集まる可能性があります。
ポイント
- POAP(Proof of Attendance Protocol)が、5年以上の運営を経てサービスの終了を決定しました。
- CoinbaseやAmerican Expressを含む、約46,210の発行者がユーザー向けオンチェーン記念品を作成するためにPOAPを利用していました。
- イベント参加などの体験をブロックチェーン上でミントできる代表的なプロトコルとして親しまれていました。
- 大手企業からWeb3プロジェクトまで幅広く導入されていた実績があり、今後のオンチェーン参加証明のあり方という観点で注目されます。