ウエスタンユニオンとRainが37市場でステーブルコイン対応カードを提供開始

大手送金サービスのウエスタンユニオンは、ステーブルコインの決済インフラを手掛けるRainと共同で、37の市場に向けて「Stablecard」の提供を開始しました。本プロダクトは、送金された資金を米ドル連動型ステーブルコイン「USDPT」として保有し、Visa加盟店での決済に使用できる仕組みです。USDPTはウエスタンユニオンが5月に導入したソラナ(Solana)ブロックチェーン上のトークンであり、アンカレッジ(Anchorage)によって発行されています。世界的な送金ネットワークと既存の決済インフラが融合した事例として、Web3業界における実用化の観点から注目されます。

送金受取とVisa決済を繋ぐ仕組み

今回発表された「Stablecard」は、送金された資金をステーブルコインのUSDPTとして受け取り、そのまま保持できるデジタルウォレットおよびカードサービスです。カード残高は、実店舗やオンラインを含めVisaが受け入れられているあらゆる決済場所でそのまま支払いに利用できます。

本サービスを支えるUSDPTは、ウエスタンユニオンが5月に立ち上げたソラナ(Solana:高速かつ低コストな処理を特徴とするパブリックブロックチェーン)上のトークンです。暗号資産銀行であるアンカレッジ(Anchorage Digital)により発行されており、一般的なステーブルコインと同様に米ドルと等価に裏付けられた資産とされています。入力データによると、USDPTの循環供給量は現在740万ドルに達しています。

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既存送金ネットワークとWeb3基盤の統合

今回のプロダクト導入により、国際送金で受け取った資金を法定通貨へ換金することなく、ステーブルコインのまま直接消費に回すことが可能になります。これまで暗号資産やステーブルコインの利用において課題とされていた「実社会での消費への繋ぎ込み」を、普及したVisaネットワークを利用することで解決を図っていると見られます。

また、37の市場で同時に展開されることから、自国通貨の価値が不安定な地域やステーブルコイン需要が高い地域において、価値の保全と即時決済の手段を提供する可能性があります。大手送金事業者がブロックチェーン上の資産を顧客向けプロダクトとして本格的に組み込んだ事例として、業界に大きな影響を与えると考えられます。

ポイント

  • ウエスタンユニオンとRainが、37の市場でステーブルコイン対応カード「Stablecard」を提供開始しました。
  • 送金資金はソラナ(Solana)上のステーブルコイン「USDPT」として保持され、Visa加盟店で消費可能です。
  • USDPTはアンカレッジ(Anchorage)発行のトークンで、現在の循環供給量は740万ドルとなっています。
  • 送金されたデジタル資産を即座に日常的な決済へ活用できる仕組みが整った点で注目されます。

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監修者:Pacific Metaマガジン編集部

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