LINE NEXTがステーブルコイン決済インフラ「Unifi Pay」のグローバル提供を開始

LINEヤフーの関連会社であるLINE NEXTは、ステーブルコイン決済インフラ「Unifi Pay」の正式提供をグローバルで開始しました。本サービスは自社のステーブルコインウォレット「Unifi」を基盤としており、両替を介さない決済体験を加盟店およびユーザーに提供します。日本円建てステーブルコイン「JPYC」に対応し、韓国観光商品やラグジュアリーマーケットプレイスでの利用が可能となっています。日々のコミュニケーションインフラを活用したステーブルコインの社会実装を推進する取り組みとして注目されます。

ステーブルコイン決済インフラ「Unifi Pay」の構造と特徴

LINEヤフーの関連会社でWeb3事業を手がける米国法人LINE NEXTは、8月6日、ステーブルコイン決済インフラ「Unifi Pay(ユニファイペイ)」の正式提供をグローバルで開始したと発表しました。

Unifi Payは、同社が提供するステーブルコインウォレット「Unifi」を基盤とした決済サービスです。ユーザーはウォレット内で保有するステーブルコインを別の通貨に両替することなく、オンラインおよび実店舗の加盟店で直接決済に利用できます。同サービスはLINEアプリ上で利用できる「Unifi」と、日本向けLINEミニアプリ版「Unifi mini(ユニファイミニ)」の双方から利用可能です。

本サービスは、ウォレットを介してユーザーとサービス提供者を直接つなぐ仕組みを採用しています。これにより、Unifi Pay独自の決済手数料を0%とし、平均約1秒での迅速な清算を可能にしています(ただし、プロトコル手数料などが別途発生する場合があります)。

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日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用した具体的なサービス展開

Unifi Payの提供開始に伴い、日本円建てステーブルコイン「JPYC」を活用した実店舗・Webサービスでの決済利用が進められています。

日本向けLINEミニアプリ「Unifi mini」では、韓国を訪れる日本人観光客向けのサービス「K-Pick」が提供されています。同サービスは、インバウンド観光プラットフォーム企業アフォーメーション(Afformation)が運営する「Guide Kim」との協業により展開されており、ユーザーはビューティー、ショッピング、観光などの商品やバウチャー(クーポン)を確認し、ウェブ上でJPYCによる決済を完結できます。提供開始を記念し、期間限定でJPYCの決済額に応じたキャッシュバックも実施されています。

また、LINE NEXTが日本国内で運営するラグジュアリーマーケットプレイス「MOLTS(モルツ)」においても、6月30日からUnifi Payを通じたJPYC決済に対応しています。これにより、高級時計やバッグ、ジュエリーなどの高価格帯商品がJPYCで購入可能となっています。

LINE NEXTによると、同社が6月30日に日本国内で開始したUnifiへのJPYC預け入れサービスでは、開始から1週間でUnifiにおけるJPYC保有総額が12億円を突破したとされています。LINE NEXT代表取締役CEOのコ・ヨンス氏は、韓国を訪れる日本人観光客をはじめ、今後は対応する国やサービスを順次拡大し、グローバルなステーブルコイン決済エコシステムを構築する方針を示しています。なお、Unifi Payの提供国や対応資産、利用可能な機能は各国の法規制や提携事業者の方針によって異なる場合があります。

ポイント

  • LINE NEXTがステーブルコイン決済インフラ「Unifi Pay」をグローバルで正式リリースしました。
  • 独自の決済手数料0%および平均約1秒の清算速度を実現しており、決済コスト削減や即時清算の面で加盟店側のメリットが期待されます。
  • 日本円ステーブルコイン「JPYC」決済に対応し、韓国観光サービス「K-Pick」や高級品マーケットプレイス「MOLTS」などの実決済に導入されています。
  • JPYCの預け入れ開始1週間で保有総額が12億円を突破するなど、LINEエコシステムを通じたステーブルコインの需要拡大を示す事例となっています。

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監修者:Pacific Metaマガジン編集部

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