LINE NEXTは2026年8月24日、同社が展開するステーブルコインウォレット「Unifi」において、日本円ステーブルコイン「JPYC」の直接発行および償還機能の提供を開始しました。今回の機能追加は、JPYC社が運営する公式プラットフォーム「JPYC EX」との連携によって実現したものです。これによりユーザーは、外部プラットフォームを経由することなく、ウォレット内で1JPYC=1円のレートによる自動発行や銀行口座への日本円出金・償還を完結できるようになります。
株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。
ウォレット内で完結する直接発行と償還の仕組み

Unifiは、LINEアプリ上で稼働するノンカストディアル型(ユーザー自身が資産を直接管理する形式)のステーブルコインウォレットです。2026年5月22日にJPYCへの対応を開始していましたが、今回のアップデートにより資金移動の利便性がさらに向上しました。
ユーザーはUnifi上で希望数量を入力し、日本円の入金確認を経ることで、ウォレット内へ1JPYC=1円のレートで自動発行を受けることができます。さらに、保有しているJPYCを銀行口座へ日本円として出金・償還することも可能となりました。これにより、外部サービスに移動することなく、ウォレット内で日本円とステーブルコインの出入力が完結する導線が確立されたと見られます。
JPYCの流通状況とKaiaチェーンでの利用基盤
JPYC社によるKaiaチェーン対応や発行上限改定が進む中、同チェーンにおけるJPYCの流通規模は拡大しています。
JPYC infoのデータによると、2026年8月25日時点におけるJPYC全体の総流通量は約28.5億JPYCに達しています。そのうちKaiaチェーン上の流通量は約19.4億JPYCとなっており、全体の約68%を占めています。主要な流通基盤となっているチェーンにおいて直接発行・償還が可能になったことで、ユーザーの利便性が高まる可能性があります。
ポイント
- LINE NEXTのウォレット「Unifi」が、JPYCの直接発行および銀行口座への日本円出金・償還に対応しました。
- 「JPYC EX」との連携により、外部プラットフォームを経由せずウォレット内で日本円とステーブルコインの出入力が完結する導線が整った点で注目されます。
- LINEアプリ上で動作するノンカストディアル型ウォレットにおいて、1JPYC=1円のレートで自動発行される仕組みが提供されます。
- 8月25日時点でJPYC全体の総流通量約28.5億JPYCのうち、約68%にあたる約19.4億JPYCがKaiaチェーン上で流通しています。
