暗号資産プロトコルのEthenaは、売却意向を持つ初期投資家(VC)の持ち分を買い取り、毎月のトークンアンロックを終了する方針を明らかにしました。これに合わせてガバナンストークンであるENAの買い戻し投票が開始され、ENA価格は100%近い急騰を記録しています。本施策は投資家からの売り圧力を抑え、プロトコルの収益をENAに還元することで、ステーブルコインであるUSDeの成長を再び加速させる狙いがあります。
監修:ブロックチェーンマガジン編集部
株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。
初期VCのバイアウトと月次アンロックの終了
Ethenaは、売却を行う初期VCを買い取り、これまでの定期的な月次アンロックを終了する対応を進めています。この見直しは、市場における投資家からの継続的な売り圧力を大幅に削減することを主な目的としています。
プロトコル収益の還元と買い戻し投票の開始
現在開始されたENAの買い戻し投票を通じて、プロトコルが得た収益をENAトークンへと直接還元する仕組みの導入が図られています。この施策はUSDeの成長を再活性化させる取り組みの一環とされています。なお、買い戻しの実行にはUSDeの供給規模が75億ドルに達することが待たれている状況です。
ポイント
- 初期投資家であるVCのバイアウトを実施し、毎月のトークンアンロックを終了することで売り圧力を大幅に削減する方針を示した点で注目されます
- ENA買い戻し投票の開始とトークン設計の見直しを受け、市場でのENA価格が100%近い上昇を記録した点で関心を集めています
- プロトコル収益をENAへ還元し、ステーブルコインUSDeの成長を再活性化させる戦略的転換である点で重要と見られます
- トークン買い戻しの実施条件として、75億ドルのUSDe規模が設定されている点も挙げられます
ブロックチェーン総研Blockchain Research Institute
数字とニュースでブロックチェーン産業を読む。新着レポートの公開をメールでお知らせします。8月中はすべて無料公開中。
確認メールのリンクをクリックすると登録完了。配信はいつでも解除できます。プライバシーポリシー