Solanaにおいて、ネットワークの手数料構造とトークン供給モデルを見直す新たなガバナンス提案「SGP-0003」が提示されました。本提案は手数料の見直しとディスインフレーション率の倍増をセットにしたものであり、承認されれば暗号資産SOLの1日あたりのバーン(焼却)額が従来の約4万7,000ドルから約65万ドルへと増加する見込みです。正式な投票段階に進むためには、今後2週間以内にバリデータから追加の支持を得ることが条件となっています。
提案の概要と手数料構造・インフレ率の見直し
「SGP-0003」は、ネットワークの手数料構造の刷新(フィーオーバーホール)と、ディスインフレーション率(インフレ率が低下するペース)の2倍化を組み合わせた統合提案です。なお、Solanaは高速な取引処理力を備えたレイヤー1ブロックチェーンであり、SOLはその決済やステーキングに用いられるネイティブトークンとされています。
本提案が実施された場合、1日あたりにバーンされるSOLの金額規模は現在の約4万7,000ドルから約65万ドルへと拡大すると試算されています。一般にブロックチェーンにおけるバーンとは、トークンを市場の流通供給から恒久的に削除する仕組みとされています。手数料見直しとインフレ減速の加速が合わさることで、SOLの新規供給量が抑制され、トークノミクスに大きな影響を与える可能性があります。
正式投票に向けた条件と今後のスケジュール
SGP-0003が正式なオンチェーン投票のプロセスへ移行するためには、ネットワークを支えるバリデータ(取引の承認および検証を行うノード事業者)からの一定以上の支持を集める必要があります。
現時点で提示されているスケジュールでは、今後2週間以内にさらに4,000万SOL分のバリデータ支持を獲得することが投票開始の条件となっています。バリデータ群からの裏付けが得られるかどうかが、本提案が実現に向けて前進するかどうかを分ける重要な局面となると見られます。
ポイント
- SGP-0003により、Solanaの1日あたりのSOLバーン額が約4万7,000ドルから約65万ドルへ急増する可能性があります。
- 手数料構造の刷新とディスインフレーション率の2倍化がセットで提案されています。
- 正式なガバナンス投票へ進むためには、2週間以内にバリデータから追加で4,000万SOL相当の支持を得る必要があります。