アニメやゲームのみならず、あらゆる業界で活用されるようになったCG。
CGといえば、CGクリエイターやCGデザイナーという名前が思い浮かぶという方もいるのではないでしょうか?
CGクリエイターとCGデザイナーの違いとして、デザインの有無があります。
CGを創りあげることが仕事のCGクリエイターと、CGをもちいてデザインするのが仕事のCGデザイナーとされていますが、さほど違いはなく、明確に区別されていません。
当記事でも両方を含め、Pacific MetaマガジンがCGクリエイターの年収に関してをメインテーマに、次のような内容をお届けします❗
- CGクリエイターの相場や種別での年収
- CGクリエイターで年収を上げるには?
- CGクリエイターになるためには?
- CGクリエイターを目指す人にオススメな専門学校
- CGクリエイターへの転職を考えているならココ!
- CGクリエイターに将来性はある?ない?
年収だけでなく、向き不向きや、CGクリエイターの目指し方なども記事にしていきますので、最後までご覧いただけると幸いです?
CGクリエイターの年収
CGデザイナーの収入は就職する上で大切な点です。
しかし、一口に収入といっても、所属や場所によって変わってきます。
CGクリエイターとは、CGを取り扱う職業の総称ですので、職業により、年収の相場もそれぞれ異なってもいます。
そのため、平均的な年収や、働き方の違いでわけてお伝えします。
令和3年度の全職業での平均年収は461万円
1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は461万円
引用元:1 平均給与|国税庁
ですので、それを参考にご覧ください?
会社に所属
会社の規模によりますが、会社勤めでの平均は373万円ですので、相場は400万円ほどの認識でいいでしょう。
全世代平均373万円
最高:3000万円/最低150万円
人気作を出しているような大企業では年収が高い傾向にあり、名が売れて有名になるほどの高い能力を有していれば、さらに年収がアップする可能性があります✨
能力によって昇給する見込みがありますが、そういった仕事が入ってこない職場もありますので、高い年収を望むのであればスキルによって就職先を検討してみましょう。
フリーランス
フリーランスでの年収は、能力や実績等で変わってきますが、平均単価が59万円ほど
平均単価59.7万円
引用元:3Dデザイナーのフリーランス求人・案件 | フリーランスITエンジニア向け求人・案件サイト【フリーランススタート】
であり、一例として3DCGデザイナーであれば相場は730万円
3DCGデザイナーの平均年収が730万円
といった調査結果が出ているようです。
CGデザイナーの有名人となれば、自分から仕事をとりにいく以外にも、仕事の依頼が来ることも増え、報酬の多い案件を受けることが出来るので、有名になればさらに年収はあがります?
ハリウッドなど海外
CGといえば、ハリウッドが有名ですが、ハリウッドにかかわらず国外での年収はまた違います。
海外のCGクリエイターはスキルで三種に区分けされています。
ジュニア、ミドル、シニアとなっていて、それぞれ新人、中堅、経験・スキルの高い人を指します。
例としてカナダでの年間給料は、ジュニアでC$44,000(約399万円)、ミドルでC$64,151(約582万円)、シニアでC$97,529(約885万円)
平均年間給与 C$44,000
平均年間給与 C$64,151
平均年間給与 C$97,529
(1CAD90.78円計算)でした。
残業が少なかったりフレックスタイム制度であったりとするなど、待遇が良いことが多い上での金額になります✨
有名なCGクリエイターであれば、相場よりも高額な給料でのヘッドハンティングを受けることもあり、さらに上の年収を目指せるでしょう。
CGクリエイターで年収を上げる方法
「今の年収が少ないと感じる。年収をあげたい」と考えた時、どういった方法があるのでしょうか。
今いる会社で年収をあげたい場合や、年収アップが見込める勤め先に変える場合、フリーとしてやっていく場合の三つを紹介していきます❗
社内でのキャリアアップを目指す
現在勤めている会社での年収アップを目指すなら、新しくスキルを身につけたり、スキルを磨いたりする必要があります。
最新のソフトウェアや技術の勉強などのアップデートも欠かせません。
単にデザインスキルだけではなく、マネジメントスキルを身につけたり、コミュニケーション能力を上げるといったことも大切です❗
スキルの幅を広げたり、スキルアップをすることが年収を上げることにつながるのです。
能力があがればリーダーに抜擢されたりと昇進もありえますので、まずは今以上に力をつけるということも考えてみてください。
転職する
年収の高い企業へ転職するのもひとつの手です。
特に自分のスキルに見合っていないと感じたなら、年収を上げるのを目的にしつつ高度なスキルを身につけられそうな職場に思い切って転職することをおすすめします。
年収が高い企業は自然と高度な技術や能力を求められやすいので、就職先を選ぶ際は、スキルも活かせ、しっかり稼いでいる会社を選択するといいでしょう。
CGクリエイターは多種の業界で仕事がありますので、企業だけではなく、業界を変えることで年収をあげるということも可能です✨
独立する
独立してフリーランスになり、金銭・案件・労働時間を自分で管理できるようにすることで収入を上げるというやり方もあります。
フリーランスになったことで安定した収入は入らなくなりますが、自分の力量次第で大きく年収をあげられます❗
CGデザイナーとして名をあげていき、有名人になれば、仕事が確保しやすくなって年収もあがりますので、知名度をあげていきましょう。
さらに海外からの依頼も視野に入れるなら、Maya、3ds Max、Nukeといったハリウッドでも使用されている主流ソフトを職業にあわせて扱えるようになっておくといいでしょう。
CGクリエイターになる方法
CGクリエイターになるには、CG制作スキルが必要です。
CG制作スキルさえあれば、特別な資格も必要なく、CGクリエイターになることができます✨
CG制作のスキルを身につけるのにもさまざまな方法があります。
そのほか、必須の資格はなくとも役立つ資格はあるのかなど、次からご紹介します。
CGクリエイターのスキルの学び方
CGクリエイターとして就職するために修得しなければいけないCG制作スキルですが、以下の5つの方法があります❗
大学へ通う
目指す方法の中でも、まったくの未経験の方に効果的なひとつが大学に通う方法です。
CGクリエイターとしての知識やスキルを身につけるだけでなく、一般教養も学べるので、CG以外の幅広い知識も得たい方にオススメです✨
専門学校へ通う
CGクリエイターになりたいなら、効果的でオススメな方法が、専門学校に通う方法です。
短期間で専門的に学習でき、経歴としても書けますので、就職時にも有利になります❗
専門のスクールへ通う
CGクリエイターを養成するためのスクールに通うという手もあります。
条件がもうけられていたり、専門学校や大学よりも数が少なくはあるものの、学びの場として、候補にあがるでしょう。
独学で学ぶ
専門学校や大学などの教育機関でスキルを身につける方法は効果的ですが、CGクリエイターという職業は必ずしもそういった場を通っていなければなれないわけではありませんので、独学でも可能です✨
書店やネットで教材を探し、制作スキルを身につけていくというやり方になります。
アルバイトで入る
まったく知識がない場合では厳しいですが、ある程度の知識や多少のスキルがあるならば、実際の現場にアルバイトとして入り、現場で学びとることもできます。
現場での様子や、実践的な技術を知ることができます。
また、業界とのつながりができるというのも大きな利点です✨
CGクリエイターに向いている人
CGクリエイターとして働くのに適した人の特徴として、精神力・体力があるかどうかといったタフさがあげられます。
それに加え、PCと向き合って黙々と作業することになりますので、集中力がある人が向いています。
CGクリエイターになるのに有利な資格
就職するのに必要な資格はありませんが、スキルや知識の証明となり、有利になり得る資格があります❗
基本としてとっておきたいのは、CG-ARTS協会主催のCGクリエイター検定です。
あわせてCGエンジニア検定も取得しておくのもいいでしょう。
また、プロの採用率が高いクリエイティブソフトに関連する『photoshop®クリエイター能力認定試験』や、『Illustratorクリエイター能力検定』といった資格などもおすすめです。
CGクリエイターになるなら専門学校!おすすめ校2選
CGクリエイターを目指すなら、専門学校に通って、しっかりスキルを身につけたいところです。
専門学校は数多くありますが、CGクリエイターを目指すのにおすすめな専門学校を2つ紹介します❗
代々木アニメーション学院
代々木アニメーション学院(通称代アニ)は、40年以上つづく歴史と、知名度の高い専門学校です。
学科は細かく分類わけされていてバラエティに富んでおり、自分が突き詰めていきたいタイプを追究していけます?
代々木アニメーション学院には、CGデザイナー系のものが『ゲーム総合学科』と『イラスト科』にあります。
ゲーム総合科では、CGの基礎を一年次からしっかりと学習でき、2D・3Dともにカリキュラムで習得することができます。
イラスト科では、業界で欠かせないツールのPhotoshopやIllustratorのテクニックを学べるのはもちろん、CGデザイナーに必要なデッサン力をつけていくことができます✨
自分がこれから受けていきたい方向のCGデザイナーを選んで学習できますので、基礎的な力をただ身につけるだけでなく、その方向性で勉強したい方に特におすすめです。
アミューズメントメディア総合学院
産学共同・現場実践教育を理念にし、ただ技術や知識を学ぶのではなく、就職やデビューにつなげる体制をつくっている…そんな専門学校がアミューズメントメディア総合学院(略称AMG)です。
現役のトップクリエイターたちによる講師陣や、実際に就職して活躍している卒業生が来校して特別講師を務めるといった現場の経験がある方々から学べます✨
さらに、アミューズメント総合学院はCGクリエイターとしての道が枝分かれしており、自分が望む業界でのCGを学びやすくなっています。
例えば、CGクリエイターの中の職業のモデラーやコンポジッターなどの勉強がしたいといった場合、ゲーム・アニメ3DCG学科でスキルを身につけられるのです?
夢を追うのに適した専門学校ですので、CGクリエイターを目指すにはピッタリと言えるでしょう。
CGクリエイターに転職したいならマイナビクリエイター
いざCGクリエイターに転職したいと考えたときに困るのが、就職先を見つける手段や見つけづらいことです。
そこでおすすめしたいのが、転職支援サービスのマイナビクリエイターです❗
登録料不要で利用できるこちらのサービスは、web・ゲーム・IT業界を専門に転職支援をおこなっています。
まさにCGクリエイターへの転職にうってつけと言えるでしょう✨
マイナビクリエイター内での求人を検索する際にも、検索条件にCGデザイナーもあるため探しやすくなっています。
こちらの記事でも詳しく紹介していますので、もっと詳しく知りたい方はそちらも目を通してみてください。
CGクリエイターの将来性
今やCGは日常的に触れることが多く、CGクリエイターは需要が高く、将来的にも明るいと言えます。
CGクリエイターの労働の場はゲームや映像だけではなく、医療・建築・科学・機械の設計・アパレルなど、仕事の幅が広がっており、活躍できる環境が増えています。
そういったことから、求人数も増加しており、今後も労働環境・求人数ともに増加していくことが予想されます。
VRやARなど新技術の普及によって、さらに活躍の場がどんどん広がっていくことでしょう✨
CGクリエイターについてさらに詳しく知りたいという方はこちらの記事も合わせてご覧ください!
CGクリエイターの年収についてのまとめ
今回Pacific MetaマガジンではCGクリエイターの年収についてをお届けしてきました。
- CGクリエイターの年収の平均は373万円~885万円と働く場所によって変わる。
- 年収を上げるなら、キャリアアップや、年収の高い企業への転職、フリーランスという手が有効。
- CG制作スキルがあれば誰でもCGクリエイターになれる!
- CGのスキルは大学・専門学校・スクール・独学・現場でアルバイトとして働いて身につける。
- CGクリエイターになりたいなら、代々木アニメーション学院やアミューズメントメディア総合学院のような専門学校がオススメ!
- 転職を考えているならマイナビクリエイター!
大まかにまとめると上記のような内容でしたね❗
平均年収は全体的な年収よりも数値的には下のようですが、フリーランスになったり、社内外有名なクリエイターになれば高額な年収も夢ではないようです!
年収で悩んでいるという方は、ぜひこちらを参考にしてみてくださいね。