デバッガーとも呼ばれるゲームテスターの仕事ですが、「バグを見つけながらゲームをひたすらプレイする仕事」という漠然としたイメージしか持っていない方も多いのではないでしょうか。
今回、Pacific Metaマガジンではゲームテスターについてさらに詳しい知識を得ていただくために、以下の内容を紹介いたします。
- ゲームテスターの面接での質問内容について
- ゲームテスターにオススメな転職エージェント
- ゲームテスターの仕事内容・給料について
出来る限り具体的な事例を挙げながら、ゲームテスターの仕事がイメージしやすい内容をお届けいたします。
ゲームテスターの面接ではどんな質問をされるの?
いきなりですが本題に入ります。
ゲームテスターの面接を受ける際、質問されやすいことを3つ紹介していきます。
自己PRを絡めつつ回答出来るように準備をしておきましょう。
普段どのようなジャンルのゲームをプレイしているか
ゲームテスターとしては定番の質問です。
ゲームテスターにゲームの上手い下手はあまり関係無いですが、幅広いジャンルのゲームをプレイしているとアピールに繋がりやすいです。
よくプレイしているゲームジャンルを整理して、大まかな割合を答えられるようにしておきましょう。
また、最近ではアプリゲームの仕事が非常に増えているので、いわゆるソシャゲのプレイ経験も役に立ちます。
単に「ジャンル」と聞かれた場合でも、家庭用ゲームとは分けてアピールするようにしましょう。
面接をおこなうゲーム会社によっては、扱うジャンルに偏りがある場合もあります。
分かる範囲で事前調査をおこない、プレイしているジャンルと会社が扱うソフトが一致していることが望ましいです。
ゲームテスター経験の有無
経験の有無もよく聞かれます。
ゲームテスターは、発売前のソフトを触ることから守秘義務を含んだ契約が発生するため、そういった意味でも経験者への信頼感が高い職種です。
ただし回答はごまかしようが無いので、ひとまず「はい」か「いいえ」で正直に答えましょう。
勝負は、そこから先の会話の流れです。
経験が無いのであれば「なぜゲームテスターをやりたいと思ったのか」、経験が有るのであれば「以前はどのような仕事をしていたのか」といった話題にシフトしやすいので、派生する質問への回答も考えておきましょう。
シフト関係の質問
主にバイトで聞かれる質問ですが、スケジュールをぎゅうぎゅうに詰めているゲームの開発であれば、社員であっても昼間と夜間のシフト勤務を実施している場合があります。
バイトであればもちろん、正社員の面接であっても
- 夜間対応は可能か
- 土日出社(平日に振替休暇)は可能か
などの回答が出来るようにしておきましょう。
当然、夜間や休日に入れる人のほうが重宝されますし給料も上がりやすいですが、採用された時のことも考えて、無理をした回答をし過ぎないようにご注意ください。
ゲームテスターに転職するならマイナビクリエイター
現在別の仕事に就いていてゲームテスターに転職したいという方は、マイナビクリエイターの利用をおすすめします。
マイナビクリエイターはWeb・ゲーム・IT業界の就職に特化した支援サイトであり、専任のキャリアアドバイザーが個別カウンセリングをしています。
そのため、例えば「志望動機にどんなことを書いたらいいか分からない」という方も、履歴書の添削からポートフォリオの作成、面接対策などの手厚いサポートを受けることが可能です。
また、大手ゲームメーカーによる説明会や面談等のイベントも開催されていますので、気になることは直接聞く機会も設けられています。
将来はゲームテスターから企画職などの別業種になりたい、といったキャリア相談にも乗ってくれるので、人生を長い目で見た場合にも利点は大きいはずです。
Pacific Metaマガジンには、マイナビクリエイターの評判や口コミを調査した記事も掲載していますので、マイナビクリエイターについてもっと知りたいという方は、こちらも参考にしてください。
ゲームテスターの仕事内容
ある程度知っている方も多いと思いますが、ここで改めてゲームテスターの仕事内容をおさらいしておきます。
ゲームテスターは、リリース前のゲームをテストプレイし、バグ(不具合)が無いかを探すのが主な仕事です。
基本的には予め用意されている検証項目に沿って動作チェックをおこなっていきますが、それ以外に使いやすさ、遊びやすさといった観点でゲームをより良くするための提案をする場合もあります。
企業が開発するような規模の一般的なゲームであれば、バグの数はざっと数百〜数千件と言われ、芋づる式に大量に発見されることも珍しくありません。
期間中は数ヶ月単位で同じゲームに向き合わなければいけないため、非常に根気が必要な職種です。
ゲームテスターの給料を紹介
ここでは気になるゲームテスターの給料(時給)について説明します。
記載している金額はあくまで現時点での目安であり、全ての会社に当てはまるわけではありませんので、ご了承ください。
アルバイトの給料
条件によっても異なりますが、平均すると1,100円前後が相場となっているようです。
金額の幅としては900~1400円あたりと考えて下さい。
スピードと正確性が求められる仕事なので、量と質のバランスが良ければ時給のアップも望めます。
経験によるところも大きいですが、長い間同じ様な作業を繰り返しても飽きない方は、続けることで評価されていく可能性が高いはずです。
他には、上で紹介したシフトの兼ね合いでも前後します。
夜間・休日に多く入ればその分時給も高くなるでしょう。
正社員の給料
あくまで目安ですが、300~400万円の年収帯が多いようです。
ここ数年でスマホアプリが爆発的に台頭したため、数年前と比べれば飛躍的に年収は上昇していますが、基本的には誰にでも出来る単純作業が業務の大部分を占めるため、さほど高い金額にはなりづらいと考えられます。
こちらは正社員全体の金額なので、新卒での初任給はもう少し低くなります。
年収としては少し低く感じるかもしれません。
ただし、バグを見つける以外にもゲームの遊びやすさや世界観などを踏まえ、ゲームの質全体を向上させるような提案をおこなえるようになれば、将来プランナーなどの企画職に派生して就けるケースもあります。
ゲームテスターの面接についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、ゲームテスターの面接内容をメインに、その仕事内容についても紹介をしてきました。
チェック項目に沿って黙々と作業をしていくことが基本的な仕事ですが、その先にある「提案」という道へ進むことで、プランナーなど別の職種への進化を遂げることが可能な仕事でもあります。
良ければこの記事を参考にして、あなたもゲームテスターを目指してみてはいかがでしょうか。