ゲーム好きなら一度は聞いたことがある仕事、ゲームテスター。
ゲームテスターは、ゲームが世に出る前にテストプレイして不具合を見つける仕事です。
興味があって応募しようと思うものの、志望動機に何を書けばいいのか、面接でどのようなことを聞かれるのかなど、気になっている方もいるのではないでしょうか?
そこで今回Pacific Metaマガジンでは、ゲームテスターの志望動機について、以下の内容を紹介していきます。
- 志望動機の書き方について
- 志望動機に書かない方がいいこと
- ゲームテスター(アルバイト)は資格や職歴が必要?
- ゲームテスター(アルバイト)は未経験者でもできる?
その他にも面接の際に想定される質問なども解説していきます!
ゲームテスター(アルバイト)の志望動機は何を書けばいい?
志望動機は面接では必ず聞かれます。
採用されるか否かの判定基準に大きく影響しますので、しっかりとおさえておくべき項目です。
本記事では推奨する書き方を3つご紹介します。
- やりこんだゲームの実績
- 好きなゲームシリーズ
- コツコツ作業が得意ということのアピール
1つ目はゲームにかかわる仕事であるため、普段ゲームに携わってきた経験がある方は、やりこんだゲームの実績など自身の経歴をもとに書いてください。
2つ目に自慢できるような経歴がない方は、好きなゲームのシリーズをもとに書くといいでしょう。
3つ目はゲームテスターは、何度も同じような作業を繰り返して検証する業務が主となるため、コツコツと作業ができることもアピールポイントになります。
ゲームで自慢できるような実績がない方は、自身の性格に着目し、応募先企業が求める人材とマッチするような内容で記入することをオススメします。
以下、それぞれの例文をご紹介します。
やりこんだゲームの実績
やりこんだ実績やゲーム大会で入賞やアプリで上位になった、公式の大会実績を持っているという方は実績をアピールするといいでしょう。
【例文1】
私はゲームをやりこむ事が得意です。ロールプレイングゲームにおいてはクリアすることよりも、隠れたアイテム探しに夢中になり、細かな場所をチェックしていくことに面白さを感じています。
普段楽しみながら行っている作業が、御社製品の品質向上にお役立てできると思い募集しました。自身の強みを活かし、御社に貢献いたします。
【例文2】
〇〇ゲームが得意で、大会にも参加したことがあります。
大会ではランキング◯位に入りりました。好成績を残すために時間があれば家でゲーム(練習)をして、テクニック向上に努めてきました。
大好きなゲームであれば、苦労も問わずに取り組める自信があります。持ち前の忍耐力を活かして不具合を探していきたいと思います。
好きなゲームシリーズ
大会などの参加経験も実績も持っていない方は、好きなゲームシリーズがあるという点をアピールしましょう。
【例文】
私はゲームが好きで、普段の趣味を活かしてお仕事ができればと思い、この度志望させていただきました。
とくに〇〇のシリーズが大好きで全作品を最後まで遊びました。
好きなことは妥協せずに最後までやり抜く強みがあります。
また、1つのジャンルだけでなく、ゲームテスターであれば色々なジャンルのゲームに触れ、知見を積めることも魅力に感じています。
好きなゲームを仕事としてできるゲームテスターは憧れでした。
好きなことに対する執着心を活かして、ユーザーが楽しめるよう1個でもバグを発見できるように取り組みます。
コツコツ作業が得意ということのアピール
普段からあまりゲームはやらない、仕事内容が楽そうだから働いてみたいという方はコツコツ作業が得意という性格面の強みを訴求していきましょう。
【例文】
私は友達や家族に真面目と言われる事が多く、地道で黙々と作業することが得意であるため、バグや間違いを探すゲームテスターの仕事に向いていると思い応募しました。
とくに1つの作業に集中して取り組むことができ、現在は読書やSNS投稿(就職経験があれば資料作成などのやってきた業務)に取り組んでいます。
読書は毎日1時間集中することで月に3冊読むことができ、SNS投稿は1年間毎日欠かさず行ってきたことで年間フォロワー数〇〇増やすことができました。
地道な作業を継続できる真面目さを活かして細かなバクを見つけ、御社の品質向上に努めていきたいです。
以上、それぞれの例文をご紹介しました。
志望動機は応募先の企業がどのような人材を求めているか把握し、求めている人物像に近づけるように意識することが大事です。
ゲームテスター(アルバイト)志望動機に書かない方がいいこと
志望動機には書くと企業にマイナスの印象を与えてしまうものもあります。
ここでは書くべきではない内容をご紹介します。
動機のメインに「ゲーム好き」を書く
志望動機の理由にただ「ゲームが好き」というだけでは、企業側は納得しないでしょう。
ゲーム業界を志望する人が、ゲーム好きであるのは当たり前と思っている採用担当者も多く、むしろ「志望動機をしっかりと考えていない」と判断される可能性があります。
ゲーム好きであることが、応募先の企業にどのような影響を与えるかを明示する必要があるでしょう。
自分の希望だけをアピール
自分の希望だけをアピールしても、採用担当者の心には響かないでしょう。
企業は自社にどのくらい貢献してくれるのかを知りたがっており、自社の将来に繋がる人材を採用したいと考えているはずです。
自分が今まで経験して得たスキルや能力を、応募先の企業でどのように活かし、活躍できるかを具体的に伝えることが重要です。
ゲームテスター(アルバイト)の面接で聞かれそうな質問
ゲームテスターのバイト面接ではどのような事を質問されるのでしょうか。
想定される質問を挙げてみます。
志望動機
志望動機は必ず聞かれる質問なので、重要です。
なぜゲーム業界を選んだのか、なぜ他社ではなくその企業を選んだのか、自分はどのような貢献ができるのかを明確に答えられようにしましょう。
ゲームが好きか、どんなジャンルのゲームが好きか
ゲームにかかわる業務であるため、どの程度ゲームに精通しているか気になる採用担当者は多いでしょう。
過去にプレイしてきたゲーム経験や実績は隠さずお伝えするべきです。多少なりとも採用担当者は安心します。
自分が入れるシフト
自分が勤務可能なシフトをお伝えしてください。
まずは週に何日(平日と週末をあわせて〇日)と時間帯を大まかに答え、採用担当者から細かく質問をされたら、具体的な時間帯や曜日を答えましょう。
企業によっては、平日のフルタイムだけなど決まっている場合がありますので、注意が必要です。採用条件をきちんと確認して応募しましょう。
休日出勤や残業、深夜へのシフトへの対応ができるか
休日出勤・残業、深夜シフトなどイレギュラーな勤務が可能かも聞かれるでしょう。
とくに、ゲーム業界は残業が多い業界です。
ゲームテスターにおいても発売前には追い込みで、残業が発生しやすくなるでしょう。
残業に対応できるのであれば、企業側も助かると感じるかもしれません。
自身のワークバランスを考慮し、可能であれば前向きな回答を、難しい場合は正直にお断りしてください。
守秘義務を守れるかどうか
ゲームテスターには守秘義務が課せられていますので、こちらも必ず聞かれる質問でしょう。
発表前にゲームの情報が流出してしまうと、ゲーム製作会社に大きな損害が生じる可能性があるため、絶対にゲームの内容などを外部に漏らしたりしてはいけません。
たとえ、家族や友だちであっても口外はできませんので、守れない方はゲームテスターには向いていないと思ってください。
テスターの仕事の経験があるか
業務の経験者がどうかは聞かれるでしょう。
未経験者が多い業種でもあるので、経験者であれば注目されると思われます。
その際は過去に取り組んできた内容を説明してください。
経験がなくても志望動機など他の質問から、信頼ができる人物だと感じてもらえれば問題ありません。
下記の記事では「ゲームテスターの面接」についてより詳しく紹介しています。
ぜひ、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ゲームテスター(アルバイト)で働くのに資格や職歴は必要?
ゲームテスターとしてアルバイトで働くことに資格や職歴は必要ありません。
しかし、パソコンでの仕事が中心になるため、ワード・エクセルが扱える程度の基礎知識は必要になります。
その他、チームリーダーや現場責任者にバグや検証結果を報告をしなければいけないので、最低限のコミュニケーション能力も必須でしょう。
ゲームテスター(アルバイト)は未経験でもできる?
アルバイトの求人は未経験可も多いので基本的には未経験でもできます。
特殊な業種であるため、経験者が少ないという背景もあるのでしょう。
約30人のゲームテスターのうち、2/3が未経験者という企業もあるようです。
ゲームをテストプレイしてバグを洗い出すことが主な業務であることからも、資格や専門のスキルは必要なく、経験がなくても取組むことができます。
事前の経験よりも、就職後において企業に貢献できるようスキルアップする方が大事ではないでしょうか。
ゲームテスター(アルバイト)をする上でのデメリットは?
ゲームテスターは1日中ゲームができて楽しそうだと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、デメリットもあります。
- コツコツ作業が多い
- 自分の好きなジャンルの仕事ができるわけではない
- 進捗状況によっては休みが取れないこともある
- 疲れ目、肩こりなどの疲労
同じような作業をひたすら繰り返すため、忍耐力と集中力が必要になります。
さらに苦手なジャンルのゲームでも長期間テストプレイをしなければならず、リリースに間に合わなければ勤務体系も過酷になります。
また、長時間デスクワークから生じる身体の疲れも考慮しなければなりません。
ゲームテスターのバイトは人気があるの?
ゲームテスターは他のバイトに比べて、人気があると思われます。
飲食業やコンビニなどの定番のバイトよりも、募集企業が比較的少ないので競争率が高いです。
ゲーム好きな人は見つけたらすぐに応募するかもしれません。
とくに最近、スマホや携帯型ゲームの普及によってゲームに触れる機会が増えてきているので、ゲーム好きな人は増加してきているのではないでしょうか。
また、髪型・服装が比較的自由で、デスクワーク、接客業のように他人と積極的に関わらないバイトです。
コミュニケーションが苦手な方も多いので、他人に気を遣わず自分のペースで仕事ができるという点が魅力に感じるという方も多いのではないでしょうか。
ゲームテスターに転職するならマイナビクリエイター
ここまで、ゲームテスターにおける志望動機について記載してきましたが、もしゲームテスターへの転職を考えている方は、マイナビクリエイターに登録するのがおすすめです。
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マイナビクリエイターの評判など詳しい情報について、過去Pacific Metaマガジンの記事に掲載しております。ぜひそちらもご覧ください。
ゲームテスター(アルバイト)の志望動機のまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、ゲームテスターにおける志望動機について紹介してきました。
本記事の内容を以下にまとめてみました。
- 志望動機は「やりこんだゲームの実績」・「好きなゲームシリーズ」といったゲーム実績や経験を活かして書く。なければ「コツコツ作業が得意」などの性格面でアピール。
- 志望動機には自分が今まで経験して得た能力を活かして、応募先の企業でどのように活躍できるかを具体的に伝えることが重要(ただのゲーム好き、自分の希望のみアピールはNG)。
- ゲームテスター(アルバイト)には資格や職歴が不要であるが、基本的なPCスキルと最低限のコミュニケーション能力は必要。
- ゲームテスター(アルバイト)は未経験者でも勤務が可能。むしろ未経験者が多く採用されている業種。
未経験者でも特別な資格がなくても誰でも取り組める仕事ですので、少しでも興味がある方は応募してみてはいかがでしょうか。
その際は、本記事をご参考いただけると幸いです。