ゲーム業界というと、仕事は多忙でヒット作を出さなければ出世が難しいなど、なんとなくブラックなイメージがありますよね。
ゲームのリリース日前には休む暇さえないなど、悪い噂を聞くこともあります。
しかし実際のところは、ゲーム業界とはどういった業界なのでしょうか?
今回Pacific Metaマガジンでは、そんなゲーム業界について以下の内容を紹介していきます。
- ゲーム業界にホワイト企業はあるのか?
- ゲーム業界の具体的な労働環境について
- ホワイトなゲーム会社の特徴一覧
- ゲーム会社の中でもホワイトな職種について
- ゲーム業界への転職におすすめの転職エージェントサイト
- ゲーム業界の面接時に注意するべきポイントについて
- ゲーム業界へ転職する際の注意点
- ブラックなゲーム会社を見抜く方法
また記事の最後では、ゲーム業界の代表的なホワイト企業についても詳しくご紹介しています。
ゲーム業界はホワイトなのか?
ここからはゲーム業界全体は一体ホワイトなのか・ブラックなのかという疑問・回答について詳しくご紹介していきます❗️
ゲーム業界のイメージはブラック?
ひと昔前のゲーム業界は非常にブラック企業が多いことで有名な業界でした。
売れるゲームを作らなければ給与が低く、仕事は体に支障をきたすほど多忙と、まさに絵に描いたようなブラック企業ですね?
こうした業界の噂は一般にも広まり、ゲーム業界は現在もブラック企業が多いというイメージがあります。
しかし実はそうした過酷な労働環境は昔の話で、現在は働き方改革の影響もあり、勤務時間・残業時間が減少し、また有給休暇を取りやすい体制の企業が増加しました。
現在のゲーム業界は、イメージほど悪い職場環境ではありません。
実はホワイトな企業もある!
ゲーム業界はブラック企業ばかりというイメージがありますが、実はホワイトな企業も沢山あります✨
残念ながらすべての企業がホワイト企業というわけではありませんが、過去のイメージほど悪い企業ばかりというわけではありません。
ゲーム業界には他の業界と同様に、ホワイト企業・ブラック企業どちらも存在しています。
ゲーム業界の労働環境ってどうなってるの?
ここからはゲーム業界の労働環境について、詳しくご紹介していきます❗️
年収
ゲーム業界の平均年収は、400~600万円と幅があります。
平均年収は会社の規模や製作物によっても異なり、ゲームメーカーの平均年収は約480万円です。
スマホゲームのメーカーは約460万円となっています。
ゲーム業界の平均年収は400〜600万円程度です?
ゲーム業界の年収は職種・企業規模によって、大きな幅がある点に注意していきましょう。
2019年の日本の平均年収は「432万円」となっており、こちらと比較してみると、少し低めから、より高い収入となっていますね。
一般的に大規模な大手企業の場合には年収が良いことが多く、中小企業ではそれよりもぐっと年収が下がることが多くなっています。
残業時間
世間的に残業が問題視され始めていることを受けて、ゲーム業界の全体的な残業時間は減少の傾向にあります?
しかし納期に追われるゲーム制作という業務上、ある程度は残業の時間があるため、この点は心構えをしておくことが大切です。
特に制作しているゲームのリリース日前には、発見されたゲームのバグ取り・仕様漏れに追われることが多く、残業時間が長くなってしまいがちな点に注意していきましょう。
有給休暇
現在はゲーム業界に限らず、企業全体が働き方改革等によって、有給休暇の義務化が行われています。
そのためゲーム業界においても、現在は有給休暇を取りやすい環境が整えられた企業が多くなっています。
ただし現場全体で人手不足となる繁忙期では、場合によって有給休暇を取りにくくなる点に注意しましょう?
パワハラ・セクハラ等のハラスメント
ほかの業界とは異なり、ゲーム業界においてはパワハラ・セクハラといったハラスメント行為を行う方は比較的少ないようです。
ただしこれは全体での割合となっており、絶対にないものではない為注意しましょう❗️
人手不足
ゲーム業界はよく慢性的に人手不足で忙しい業界だとされています?
企業によって違いはあるものの、これはその通りで、ゲーム業界には基本的に人手が足りていません。
これは単に人員の数の問題ではなく、専門知識をしっかりと身につけた経験者の少なさから起こっています。
時期によっても変わってきますが、ゲーム業界の業務は多忙となることが多い点に注意していきましょう。
ホワイトなゲーム会社の特徴は?
ここからはホワイトなゲーム会社の特徴について、いくつかご紹介していきます❗️
雇用条件が常識的
ホワイト企業の求人は、給与など雇用条件が常識的です。
ゲーム業界の求人全体を軽く目を通した上で、一般的な範疇にとどまる求人を探していきましょう。
逆にブラック企業の多くは、やたらと高額な給与を条件に記載していることが多いです?
こうした企業の求人は記載している内容が嘘であったり、給与に関しては事実であるものの、給与分の極端な残業を押し付ける可能性があります。
福利厚生が充実している
ホワイト企業は、従業員に対する手厚い福利厚生を整えていることが多いです。
求人の条件を確認し、雇用保険・労災保険・厚生年金保険といった主な福利厚生がしっかりと記載されているかどうか確認していきましょう。
こうした基本的な福利厚生が整えられていない企業は、高確率でブラック企業となっています?
面接の質問内容が具体的で真剣
面接の質問内容が簡潔・具体的で、真剣であることもホワイト企業の特徴のひとつです。
ホワイト企業はしっかりとした体制を整えており、企業にとって重要な場である面接時には応募者に対し真摯に対応しています✨
残業時間を教えてくれる
ホワイト企業の場合、現場での残業時間など企業の内情を質問した際も、しっかりと回答してくれます。
面接の場で質問することができる時間があれば、こちらは出来る限り聞いておくのがおすすめです。
その企業の残業時間がどの程度なのか知れることはもちろん、相手の出方から職場の雰囲気をある程度察することができます。
また従業員の主な帰宅時間・プロジェクトの配属の決め方・開発現場の空気感など、あわせて聞いておくと、よりその企業の実態を捉えやすくなりますよ✨
こちらも覚えておきましょう。
ゲーム会社の中でもホワイトな職種は?
ゲーム会社に所属する職種、それぞれによっても仕事内容の大変さは変わってきます。
ゲームデザイナーの残業時間は、業界平均として月20〜40時間程度とされています。
比較的残業が少ないことが多く、ホワイトな職種と言えるでしょう✨
ゲームプランナーの残業時間は月平均30時間程度です。
またゲームプログラマーの残業時間は月平均10〜50時間で、ゲームのバグ取り作業に追われるリリース日前に置いてはさらに残業時間が長くなります。
ゲームプログラマーはゲーム業界の職種の中でも残業が長い職種ということで注意しましょう。
営業・広報・経理といった職種は、ほかの業界の場合と大きな差はありません?
こうした職種はクリエイター業と違い、残業も短い傾向があります。
しかし会社全体が忙しくなる新作ゲームのリリース日前においては、場合によって残業時間が長くなることもあるため注意しましょう。
下記の記事では、ゲームデザイナーの転職方法について解説しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください!
ゲーム業界のホワイト企業に転職するならエージェント
ここからはゲーム業界に転職する際におすすめの転職エージェントサイトをご紹介していきます❗️
マイナビクリエイター
マイナビクリエイターは、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントサイトです。
IT・Web・ゲーム業界の求人数では業界トップクラスを誇っており、ゲーム業界の求人を探している方にぴったりの転職エージェントサイトとなっています✨
マイナビクリエイターでは、ゲーム業界での実務経験のあるキャリアコンサルタントが、実体験に基づいたアドバイスを交えながら転職までの手続きをサポートしてくれるため、転職が初めてという方もスムーズに転職活動を始めることが可能です。
こちらは様々なゲーム会社の求人を取り扱っており、手厚いサポートを受けることができる転職エージェントサイトを探している方におすすめです。
下記記事ではマイナビクリエイターについて、口コミや評判などより詳しい情報を紹介しています?
興味のある方は、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
G-JOBエージェント
G-JOBエージェントは、ゲーム業界の求人を専門として取り扱っている転職エージェントサイトです。
ゲーム業界専門の転職エージェントサイトということで、ゲーム業界の求人数では業界トップクラスを誇っており、ほかのエージェントサイトでは見つけることができないゲーム企業の求人も探すことができます。
また転職までのサポートを担当するコンサルタントは、ゲーム会社での人事経験3年以上・ゲーム開発現場でのマネージメント経験有り、など知識・経験豊富な方のみが在籍しており、業界の詳しい情報に精通した上でのアドバイスを受けることが可能です✨
こちらは求人数が多く、参考になるアドバイスを受けることができる転職エージェントサイトを探している方におすすめです。
G-JOBエージェントについて詳しい情報を知りたいという方は、下記の記事もあわせてご覧ください!
ホワイトなゲーム会社に入るために注意するポイント
ここからはホワイトなゲーム会社で面接を受ける際のポイントについてご紹介していきます❗️
ゲームへの熱意をきちんと伝える
ゲーム会社の面接では、質問の中でゲームに対する関心を問われることが多いです。
どういったゲームが好きか、弊社のゲームをプレイしたことがあるか、最近どういったゲームをプレイしたか、などゲームについての質疑応答が繰り返されます?
ゲーム会社の面接では、こうした質問の中で、自身のゲームに対する熱い思いをしっかりと面接官に伝えていきましょう。
作る側の視点に立ってアピール
面接では基本的に、応募者が企業のクリエイター、または営業・広報として活躍してくれる人材かどうかを測っています。
そのため質疑応答の中では自身のゲームに対する熱意だけではなく、ゲームを制作・販売するという点で適正・技術力があることを示す必要があります。
面接では必ず、ゲーム企業で働く人材として作る側・販売する側の視点に立った回答を行っていきましょう✨
繁忙期の忙しさには理解を示す
ゲーム業界はゲームのリリース日前を代表として、ほぼ全ての企業に繁忙期があり、多忙となる時期があります?
そのためこうした繁忙期に対してはゲーム業界では当然のこととして、理解を示すことが大切です。
繁忙期は企業に原因があるというよりも、現状のゲーム制作現場の特徴とも言えるものとなっています。
ゲーム会社の面接時には、この点について心構えをしておきましょう。
下記の記事では、ゲーム業界での面接対策について解説しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください!
ホワイトなゲーム会社に転職するときの注意点
ここからはホワイトなゲーム会社を探して転職する際の注意点について、いくつかご紹介していきます❗️
人気企業は倍率が高い
これはどの業界の会社にも言えることですが、一般的に求人への応募は任天堂・ソニー・カプコンといったゲーム業界の人気企業に集中する傾向があります。
そのためこうした人気企業の倍率は、他の企業と比較してぐっと高くなる点に注意していきましょう。
応募者の多い企業の面接では、基本的にそれら応募者の中でも選りすぐりの能力・適正の高い人材が選ばれます。
人気企業に応募していきたい方は、自身の人材としての価値を高めるために、スキルアップ・実績づくりに励んでいきましょう✨
ゲームがヒットしないと待遇が悪化することも
ゲーム会社の特徴として、ゲームをヒットさせないと待遇が悪化してしまう場合がある点にも事前に注意していきましょう。
制作に当たった多額の費用がかかったゲームがどれもヒットしなければ、企業の経営が傾き、その煽りを食うことになってしまいます。
また逆にヒット作の制作に関わった場合には、特別賞与などボーナスが入ることも✨
ゲーム会社ではヒット作を生み出すことができるよう、日々苦心する必要があります。
ブラックなゲーム会社を見抜くには?
ここからはブラックなゲーム会社の特徴・見抜くコツについてご紹介していきます❗️
口コミが高評価すぎる企業は注意
企業に対する口コミが、やたらと高評価なものばかりの場合、注意が必要です。
ブラック企業は企業に勤めていた人物の内部告発によって酷評をつけられることが多く、こうした低評価の口コミを隠すためにサクラを用意している場合があります。
口コミの高評価コメントに具体的な理由がなく、変に良いことばかり書かれている場合はサクラであることが多いですね?
こうした口コミが集まった企業には注意していきましょう。
面接官の態度でストレスを感じたら危ない
ブラック企業は、面接時に応募者側に対して高圧的な態度をとることがあります。
質問に対しまともに回答をもらうことができなかったり、違和感を感じるような面接内容の場合は、ブラック企業であることが多いため辞退も視野に入れていきましょう。
企業に入社してからでは、簡単に辞めることはできません❗️
面接時に違和感を覚えた時は、その企業について詳しく調べ、危険な場合はすぐにまた別の企業を探すようにしていきましょう。
転職エージェントの意見も参考にする
就職・転職の専門家である転職エージェントサイトは、企業の実態・ブラック情報などについて一般よりも熟知しています。
そのため就職・転職を失敗しないためにも、転職エージェントサイトのキャリアエージェントの方に、企業の情報について詳しく意見を聞いていきましょう。
ネット上では見つけることができない企業の内部情報について、詳しい意見を聞くことができます。
キャリアエージェントに意見を聞く際は、担当する方の人柄にも注意していきましょう?
キャリアエージェントにはやる気のない人・成果欲しさに行動する人も、中には存在しています。
こうした人に騙されてしまわないように、注意した上で意見を参考にするようにしていきましょう。
下記の記事では、ゲーム業界へ就職・転職のはやめとけと言われる理由について解説しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください!
ゲーム業界の代表的なホワイト企業
最後にゲーム業界の代表的なホワイト企業についてもチェックしていきましょう。
人気が高く、ホワイト企業として有名な企業は下記の通りです。
- 任天堂
- ソニー
- カプコン
- グリー
- バンダイナムコエンターテインメント
業界のホワイトランキングでは、ソニー1位・任天堂2位・カプコン3位となっています。
こちらも参考に、働きやすいゲーム業界のホワイト企業を見つけていきましょう❗️
ゲーム業界のホワイト度についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、ゲーム業界のホワイト企業に関する情報を中心として、ゲーム業界について以下の内容をご紹介してきました!
- ゲーム業界はブラック企業のイメージがあるがホワイト企業も多く存在している
- ゲーム業界の平均年収は400〜600万円程度
- ゲーム業界の残業時間は縮小傾向にあり
- ゲーム業界は昔と異なり有給休暇を取りやすい環境が整っている
- ゲーム業界ではパワハラ・セクハラといったハラスメントは少ない
- ゲーム業界は人材不足によって基本的に多忙
- ホワイト企業の特徴は雇用条件が常識的・福利厚生が充実しているなど
- ゲーム業界は職種によっても残業時間など仕事の大変さが大きく異なる
- ゲーム業界の転職ならマイナビクリエイター・G-JOBエージェントがおすすめ
- ゲーム業界の面接時にはゲームへの熱意・自身の適正や能力を示すなど注意が必要
- ゲーム業界の人気企業の倍率は高くゲームがヒットしなけば待遇が悪化する点に注意
- ブラック企業は口コミの高評価が極端に多く圧迫面接が多い
- ゲーム業界の代表的なホワイト企業は任天堂・ソニー・カプコンなど
現在のゲーム業界は昔と異なり、ブラックな企業だけでなくホワイトな企業も多く存在しています。
割合として見てみると、やはり名前がよく知られている大手企業はホワイトであることが多いため、ゲーム業界のホワイト企業に就職したい方は、大手企業への就職を目指していきましょう✨
今回ご紹介した内容が皆さまの参考になっていれば幸いです。