近年では、多くのゲームがeスポーツの競技タイトルとして選ばれています。
大盛り上がりのゲーム業界で、ゲームプログラマーに将来なりたいと考えている人は大勢います。
ゲームプログラマーになって、そこから多くの経験を積んで上を目指していく人もいるでしょう。
ではゲームプログラマーの具体的なキャリアプランはどんな道があるのでしょうか?
そこで今回Pacific Metaマガジンでは、下記の内容について紹介していきます。
- ゲームデザイナーのキャリアプランはどう立てればいいの?
- 別のプログラマーでもゲームプログラマーになれるの?
- キャリアアップするにはどうすればいいの?
- ゲームデザイナーは未経験からでも目指せるの?
その他にも、ゲームプログラマーに役立つ資格や、向いている人なども紹介していきます。
ゲームプログラマーのキャリアプランって?
一流のゲームプログラマーになるには、早い段階でキャリアプランを立てておきましょう。
ゲームプログラマーに限らず、将来どうなりたいかを想像し、計画的なキャリアプランを早期に立てることは重要です。
プログラマーの平均年収は約400万前後だと言われています。
しかし、多くの経験やスキルを積んだプログラマーであれば年収が800万以上になることもあります。
仕事内容も、最初は先輩や上司のアシスタントから始まりますが、多くの経験やスキルを積むことで、開発チームに大きく関わることができます。
5~10年程かかる場合が多いようです。
優秀なプログラマーであれば、プロジェクトリーダーを任せてもらえる場合もあります。
開発チームに関わったり、プロジェクトリーダーを任されるにはキャリアプランをどう立てていけばいいのでしょうか?
具体的なキャリアプランの一例を紹介します。
プログラミングを極めてメインプログラマーを目指す
プログラミングに面白みを感じて、将来的にもプログラマーを続けたい人はメインプログラマーを目指しましょう。
そのためにまずは、プログラミング技術を高めていき、多くの経験を積んでいくことが大切です。
プログラミング技術を磨き成果を出すことで、メインプログラマーとしてゲーム開発部や企画に大きく関わる機会も増えていきます。
業務として携わる技術はもちろんですが、ゲーム業界の最新技術を勉強したり、知らない言語に挑戦するなど、業務時間以外にプログラミングに触れることが重要です。
最初はアシスタントなどの雑用的な業務から始めた人も、キャリアアップしてメインプログラマーを目指すことは十分に可能です。
地道な努力や勉強は怠らないようにしましょう!
プログラマー経験を生かして企画職を目指す
プログラミングは面白いけど、ゲーム開発に企画職として携わりたいという人もいると思います。
その場合はプログラミング業務でしっかりと成果を出しながら、企画の勉強をする必要があります。
ゲームプログラマーとしての経験は企画職として、ゲーム開発に携わる際にとても役に立ちます。
ゲームプログラマーの経験は自分のアイデアの何が実現できて、何が実現できないかの見極めや、ゲームプログラマーのコミュニケーションなどにおいて有利に働くでしょう。
ゲーム開発の企画職にどんな種類があるかをご紹介します。
ゲームプランナー
ゲームプランナーは新作のゲームを作る際に、ゲームプログラマーやデザイナーが開発するのに必要な仕様書を作る仕事をしています。
この仕様書がしっかり作られていないと、ゲーム開発に大きな影響を及ぼしてしまいます。
責任重大ですが、そのぶん非常にやりがいのあるポジションです。
ゲームディレクター
ゲームディレクターはどうすれば面白いゲームを作れるのか、ユーザーがどういうゲームを求めているかなど、常に考えていく仕事をしています。
企画段階でプロデューサーやプランナーと関わっており、ゲーム開発チームのリーダー的存在となっています。
そのため、ゲームディレクターは開発現場の制作を管理するといった役割です。
ゲームプロデューサー
ゲームディレクターが現場での開発を管理する役割なのに対し、ゲームプロデューサーは開発スタッフをまとめたり、スケジュール管理したりなど、総責任者としての役割を果たします。
ゲームディレクターとしての経験を積んだ後に、キャリアアップしてゲームプロデューサーになるのが一般的だと言われています。
フリーランスとして独立する
ゲームプログラマーからフリーランスとして独立する人もいます。
独立したあとは、ゲームプログラマーとして働く人もいれば、企画職として仕事を請け負う人もいます。
自社内で望むキャリアプランが実現できない場合はフリーランスとして独立して、キャリアアップしていくことも視野にいれましょう。
5年後10年後にどうなりたいかを考えて、フリーランスが近道となる場合もあります。
ゲームプログラマーとして実績さえあれば、少なくとも仕事に困ることはないでしょう。
他業界のプログラマーからゲームプログラマーになれる?
他業界のプログラマーからゲームプログラマーへ転職したいという人も大勢います。
ゲーム関連以外のプログラマーでも、ゲームプログラマーになれる可能性は十分にあります。
使用言語が違ったとしても、アルゴリズムなどの論理部分で共通する点は多くあります。
プログラマーとして働いていたという事実は、間違いなく大きな実績になります。
転職なので不安に思う人も多いと思いますが、前職がプログラマーだったのであれば、自信を持って挑みましょう!
「これからゲームプログラマーになりたい」という方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ゲームプログラマーに転職するならエージェントを活用しよう
ゲームプログラマーへの転職を目指すのであれば、エージェントを利用するのがおすすめです。
エージェントでは、転職を考えている人を全力でサポートしてくれる体制が整っています。
次に、おすすめのエージェントを紹介していきます。
マイナビクリエイター
ゲームプログラマーからキャリアアップしたい人には、マイナビクリエイターに登録するのがおすすめです。
マイナビクリエイターでは、Web業界やゲーム業界の転職を専門とした専用サイトです。
転職を考えている人に対して、しっかり転職支援してくれます。
専門のキャリアアドバイザーが、個別にカウンセリングを行い、その人に合った転職先を探し出してくれます。
また、選考で重要になってくるポートフォリオの作り方も、しっかり教えてくれます。
ゲームプログラマーの転職を考えているなら、マイナビクリエイターを利用しましょう。
さらに詳しく書かれた記事のリンクはこちら!
G-JOBエージェント
G-JOBエージェントはゲーム業界に特化した転職サイトです。
登録されている求人は、全てゲーム会社なので、ゲーム業界で働きたいと考えている人にはおすすめです。
自分に合った会社が知りたい人や、希望している仕事に就きたいと考えている人をサポートしてくれます。
自分で応募したことにより、有名企業と直接やり取りすることも可能です。
場合によっては、企業のほうから電話やメールで直接ヘッドハントされることもあります。
また、社内にゲーム開発部署があるので、最新の情報を教えてもらえたりします。
最新ゲームの情報を早く知りたいというゲーム好きには、お得な転職サイトです。
さらに、G-JOBを利用して企業に転職ができた人に対しては、採用お祝いとしてAmazonギフト券がもらえるという特典も付いてきます。
気になる人は、G-JOBエージェントを利用してみましょう。
レバテックキャリア
ITエンジニアやデザイナーの転職に特化した転職サイトです。
各業界に詳しいキャリーアドバイザーが、その人に合った転職先の紹介やアドバイスをしてくれます。
もちろん、ゲーム会社の企業もあるので、ゲーム業界に転職したい人にもおすすめです。
面接が決まった際には、相手の企業に合わせた面接の対策も、アドバイザーによって教えてもらえます。
面接以外でも、職務経歴書やポートフォリオの作り方まで、現役のエンジニアやデザイナーが徹底して指導してくれます。
希望の職種から書類選考や面接まで、しっかりとサポートしてくれるので心強いです。
また、採用後も内定をもらった企業との年収交渉や入社日の調整までサポートしてくれるので、非常に頼りがいのあるサイトです。
ゲームプログラマーがキャリアアップするには?
ゲームプログラマーとしてキャリアアップするには、将来的になりたいのは企画職か専門職かを予め考えて行動するとスムーズに進められます。
- 技術面やコミュニケーション能力などのスキルを身に付ける
- プロジェクトのリーダーでもあるメインプログラマーを目指す
- ゲームプログラマーの経験を積んでプランナーやディレクターを目指す
ゲームプログラマーとしての専門職でキャリアアップしたいなら、開発リーダーであるメインプログラマーになるのがオススメです。
製作期間や開発したいゲームなどを考える企画職でキャリアアップしたいなら、ゲームプランナーやディレクターを目指すのがオススメです。
どちらにも共通して言える点として、地道な努力を続けていき実績や経験を多く積んでいく必要があります。
どんなに優秀な人であっても、実績が無いと、企業から認めてもらうのは難しいです。
自身のオリジナルゲームを作ってみるといった経験も役立ちます。
また、ゲームプログラマーに関係する資格を取ることも、大きなキャリアアップに繋がりやすいです。
とにかく、地道な努力をすることが重要です。
「ゲームプログラマーに必要な勉強」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ゲームプログラマーに役立つ資格
ゲームプログラマーになるための資格自体は、特に必要ありません。
ですが、企業によっては転職に有利だったり、昇給がきたいできる資格もあります。
次に、ゲームプログラマーに関わってくる資格を紹介します。
基本情報処理技術者
コンピューターの基礎やネットワーク技術、プログラミング言語といったプログラマー向けの知識が身に付く資格です。
国家資格でもあるので、プログラマーは取得しても損はないです。
応用情報技術者試験
こちらも基本情報処理技術者と同様で、プログラマーやエンジニアが持っていると強みになります。
実際に仕事で経験を重ね、それなりに実力が付いてきた人には必要になってくる資格です。
Unity 認定技術者
転職や就職活動に役立つと言われているのが、このUnity認定技術者です。
プログラマー以外にも様々な種類がありますが、プログラマーに関する試験は初心者向けとなっており、初めて受ける人にはおすすめです。
CGエンジニア検定
ゲーム開発する際にCGを使用するならば、CGエンジニア検定は持っといて損はないです。
ベーシックとエキスパートの2種類ありますが、応用力を身に付けたいのであれば、エキスパートを受けるのがおすすめです。
TOEIC
ゲームプログラマーには仕事内容によって英語力が求められる時があります。
海外の企業とメールなどでやり取りする時は、当然英語でやることになります。
必ずしも必要というわけではありませんが、英語力があれば、それなりに評価もされやすいです。
そのためにTOEICで頑張って高得点を取るのも、いい目標になります。
「ゲームプログラマーに役立つ資格」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事がおすすめです!
https://pacific-meta.co.jp/magazine/game-jobs/47211/ゲームプログラマーに向いている人
仕事をするに至って、どうしても向き不向きな人は存在します。
それは、ゲームプログラマーに関しても同じことが言えます。
ここでは、どんな人がゲームプログラマーに向いているか紹介します。
数学や物理の知識がある
ゲームプログラマーの仕事は、数字の計算や物理学が必要になってくることもあります。
そのため、数学や物理の知識が豊富な人や得意な人は、ゲームプログラマーに向いている人が多いです。
ゲームプログラマーを目指すのであれば、数学と物理を多少勉強しておくのもいいでしょう。
ゲームが好き
当然なのですが、ゲームが好きな人が開発に関わっていないと、面白いゲームを作るのは困難です。
仮に作ったとしても、それが面白いゲームに仕上がっているとは考えにくいです。
ゲーム好きな人こそがゲームプログラマーに向いています。
論理的思考(ロジカルシンキング)ができる
ゲームプログラマーを目指すには、知識や技術だけでなく、論理的思考も重要になってきます。
開発中のゲームにエラーが起こったりすると、何故そうなったのか原因や解決策を考える必要があります。
そのための論理的思考がある人は、ゲームプログラマーに向いています。
探求心・向上心が強い
どうすれば面白いゲームが作れるかという探求心や、もっと面白いゲームを作りたいという向上心が強い人はゲームプログラマーに向いています。
最近のゲーム業界は、早い段階で新しい技術やアイディアを生み出してきています。
周りに遅れを取らないためにも、探求心や向上心が強い人は大事な人材です。
ゲームプログラマーは未経験者でも目指せる?
次に、ゲームプログラマーを目指すための方法を紹介します。
専門学校に行く
選択肢として1番多いのが、プログラミングを学べる専門学校に行くことです。
専門学校に行けば、教えてくれる講師がいるので、安心して学ぶことができます。
また、分からないことは友達同士で教え合うこともできるので、環境面では非常に良い場所です。
プログラミングをしっかり学びたいのであれば、専門学校がおすすめです。
プログラミングスクールを受講する
プログラミングスクールも専門学校と同様に、プログラミングを学ぶことができます。
こちらは、どちらかというと塾みたいな環境なので、専門学校の環境が合わないという人におすすめです。
専門学校とどちらがいいのか、よく考えてから決めるといいでしょう。
独学でスキルを身に着ける
ゲームプログラマーを目指している人のなかには、独学でプログラミングのスキルを身に付けている人もいます。
ですが、独学となると、分からないことも全て自分で調べる必要があります。
身内にプログラマーがいるのであれば、分からないことを聞くこともできます。
そうでなければ、1人で独学は難しいです。
余程な自身があるという人は、独学で頑張ってみるといいでしょう。
未経験OKの求人を探す
プログラミング未経験の人でも、ゲームプログラマーを目指している人を対象とした求人に応募することは可能です。
学校でプログラミングを学んでいない人でも、アルバイトから始めて、プログラミングの知識や技術を身に付けることができます。
給料をもらいながらプログラミングを学ぶことができるので、一石二鳥です。
未経験からゲームプログラマーを目指すなら専門学校がオススメ
未経験からゲームプログラマーを目指すには、プログラミングの勉強が必要になってきます。
プログラミングを学びたいなら専門学校で学ぶのがおすすめです。
おすすめの専門学校を紹介します。
代々木アニメーション学院
代々木アニメーション学院は、約43年もの長い歴史を誇る専門学校です。
全10校で同じ内容の授業を行っているので、各地方の学生も関東の企業の就職やサポートを受けることができます。
また、授業を教えてくれる講師は、各業界で活躍している現役講師です。
就職後に役に立つ技術面はもちろんのこと、心構えやコミュニケーション能力といった技術面以外のことも指導してもらえます。
就職後のことも、しっかりとサポートしてもらえるので安心です。
実践で役に立つ知識や技術を学べるので、非常に強みになることは間違いありません。
さらに母子・父子家庭や兄弟姉妹が通っているという家庭に対しては、学費サポートも行っています。
学費サポートによって学費が一部免除することもできるので、学費面で困っている人でも入学しやすいです。
気になる人は資料請求するのをおすすめします。
総合学園ヒューマンアカデミー ゲームカレッジ
卒業後の就職率が、約95%と高い実績を誇っています。
300社以上のゲーム企業と繋がっているため、教育や就職面でのサポートが充実しています。
教育のほうでは、チームでの製作を重視しており、就職してからの各部署とのコミュニケーション能力の向上も考えて指導しています。
就職までではなく、就職してからのことまで考えて指導してもらえるので、学びがいがあります。
また、全国に存在しているヒューマンアカデミーですが、オンラインによって有名なゲームクリエイターの授業を受けることもできます。
これにより、地方の学生でも、都心部と同じ内容の技術や知識を身に付けることができます。
是非とも検討してみて下さい。
アミューズメントメディア総合学院
アミューズメントメディア総合学院は、ゲーム業界とアニメ業界に特化した専門学校です。
アミューズメントメディア総合学院には、AMGグループという制作会社が存在しています。
AMGグループでは、ゲームや映画などを制作して、実際に商品として市場に出しています。
そのグループが存在していることにより、各企業と共同で商品の開発を行うことができています。
そこには在学中の学生も共に関わっていけるので、卒業して就職する前から現場での経験を積むことができます。
もちろん、本来の授業のほうも力を入れており、こちらも現役で活躍しているプロの講師達が指導をしてくれます。
在学中から、すでに就職後のサポートを受けることができるので、将来性も高いです。
気になる人は資料請求することをおすすめします。
ゲームプログラマーの定年35歳説って本当?
以前はゲームプログラマーの定年は35歳までと言われていました。
しかし近年では、経験やスキルが豊富であれば年齢に関係なく活躍することができています。
現に、40~50歳ぐらいになっても現役で活躍している人はいます。
なので、ゲームプログラマーの定年が35歳までということは無いです。
しっかりとしたキャリアプランを考えて、キャリアアップを目指していきましょう!
ゲームプログラマーのキャリアプランまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、ゲームプログラマーのキャリアプランについて紹介してきました。
- キャリアプランは長い目で見て計画を立てる必要がある
- 別のプログラマーでもゲームプログラマーに転職はできる
- キャリアアップするには地道な努力が必要になる
- ゲームプログラマーは未経験でも目指せる
ゲームプログラマーになったとしても、そこからキャリアアップしていくには、かなりの努力が必要となります。
ですが、未経験からでも目指す事のできる仕事なので、誰でも上を目指すことは可能です。
今後も、eスポーツとして新たに選出されるゲームが、世の中に多く出てくれることを期待します。
この記事を読んだ皆さんがキャリアプランを積んで、立派なゲームプログラマーになれるよう願っています!