ゲームデザイナーのポートフォリオの作成方法|重要なポイントも解説

ゲームデザイナーのポートフォリオの作成方法

※本サイトは掲載するECサイト等での購入実績に基づいて一部報酬を受領しています。

ゲームデザイナーやグラフィックデザイナー、クリエイティブ系の職業には欠かせない実績を示すのがポートフォリオです。

今回Ludusでは、以下の内容をメインにご紹介していきます。

  • ゲームデザイナーのポートフォリオ作りの流れ
  • ゲームデザイナーのポートフォリオで企業が見ているポイント
  • ゲームデザイナーがポートフォリオを作るときの構成や注意点
  • ゲーム業界の一般的なポートフォリオの構成
  • ゲームデザイナーの職種別のポートフォリオの作成方法
  • ゲームジャンル別のポートフォリオの作成方法
  • ポートフォリオの紹介サイト一覧

そのほか、ポートフォリオが見られるサイトもご紹介しています。

そら
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ぜひ最後までご覧になってくださいね~

ゲームデザイナーのポートフォリオ作りの流れ

ポートフォリオの作り方について、基本的な考えをもとにご紹介していきます。

目次 PDFや紙に印刷する場合に必要
自己紹介 名前・生年月日・顔写真・所持スキル・経歴・資格・使用ツールのほか、自分の強みや得意とすることのアピールポイントを記載
実績 いままで制作した作品のタイトルや写真、作成したときの力をいれた点やその結果による成果などをアピール
連絡先 WEBサイト、SNSの記載

そのほか、説明はシンプルに解りやすく、かつ誤字脱字にも気をつけましょう。
さらにストーリー性やあなたの人間味が伝わるエピソード、独自のものなども盛り込むとより魅力的です。

ゲームデザイナーのポートフォリオの役割を確認する

ポートフォリオが必要になるのは、主に就職や転職のときに実力を示すためにゲーム業界に求められるかと思います。

ポートフォリオの役割は、主に次のものがあげられます。

  • 他人にも伝わる見やすさ・読みやすさ
  • 伝えたいことが直感的にわかる
  • 自分のもつ技術力が示せている
  • 自分の得意なことをアピールできている
  • 就活先の求めるものを提示できている

自分本位にならないように、客観的な視点で「何もしらない他人がみたらどう思うか」を意識して作成するとよいかと思います。

様々なゲームデザイナーのポートフォリオをみて勉強する

まずは、ほかの人が作ったポートフォリオは参考できる見本となります。
より質の高い作品の傾向や表現の仕方のコツが解ってくるはずです。

例えば別の項目でご紹介する「straightline bookmark」というサイトなら世界中のポートフォリオを見ることができます。

自分ゲームデザイナーとしてのポートフォリオをどんなものにするか決める

自分の伝えたいものが何か、どんなポートフォリオにしたいのかをまず決めましょう。
たとえば、一目瞭然で解るものにしたいなら、ラフ案から完成画までの一連の流れを掲載します。

さらにボツ案などもあれば、よりリアルな制作過程を見る人に訴えかけることができます。

ポートフォリオの細部の調整をする

どんなポートフォリオにするのかが決まったら、こんどは細部にまでこだわりましょう。
素材の配置やおなじページにのせたときの色彩の相性、見るひとの目を惹くレイアウトを考えます。

作品の完成度だけでなく、ポートフォリオとしてのデザインもアピールになります。

ゲーム会社はゲームデザイナーのポートフォリオのどこを見ているのか

ゲーム会社がポートフォリオをどうみているのか、まずは基本的なデッサン力があげられます。
そのうえで、この絵が好き!と思われるような魂が宿るような絵であるのかどうかもポイントです。

自分を売り込むのですから、まずは自分の得意なことを理解し、それをクオリティ高く構成していくことが大切です。

デザイナーとしてのデッサン力

ゲームデザイナーを職業とするなら特に重要となるのがデッサン力です。
求人のなかには「未経験OK デッサン力に自信がある方歓迎!」とタイトルをうっている募集もあるほどです。

キャラクターのモーションや背景のデザイン、世界観の表現など多くの場面でなくてはならない力といえます。

ゲームデザイナーとしてのイラストのテイストの幅

キッズ向け、男性向け、女性向けとさまざまなジャンルがあるなか、それぞれに対応できることも重要です。
イラストの画風の幅を広げて、ジャンル問わず活躍できるようにすると仕事の幅も広がることでしょう。

ポートフォリオ掲載作品の制作時間

その作品を完成させるまでの時間も、企業側にとっては注目するべきポイントです。
もしクオリティの高い作品が思ったより少ない時間で完成していたら、企業側に嬉しい驚きを与えられるでしょう。

ゲームデザイナーとして得意とするジャンル

マルチにできることも重要ですが、すぐには対応できないこともありえます。
そんなときは自分が最も得意とするジャンルで勝負しましょう。

なにかひとつでも極めれば、それだけで他を圧倒できる可能性が高くなります。

ゲームデザイナーがポートフォリオを作る際に気を付けるべきこと

著作権や守秘義務にふれていないか、それを確認しましょう。
いちから全て自分の力のみで作った場合はあまり心配しなくていいかもしれません。

しかし、もし前に所属していた企業で作った作品の場合は要注意です。

なぜなら、自分が作った作品でもほとんどの場合、著作権は所属企業にあるからです。
企業の守秘義務違反や著作権侵害にあたらないか、慎重にご確認ください。

とくに問題なく掲載した場合も、共同制作なら制作相手の名前や自分が担当した場所を明記します。

企業に所属して制作した場合は、企業名も掲載する配慮が必要です。

さらに、ポートフォリオの管理もしっかりと行いましょう。
サイトに掲載している作品の画像などを悪用されたりしないように、Basic認証といったアクセス制限を利用することも考えましょう。

ゲーム業界の一般的なポートフォリオの構成

ゲーム業界はたくさんのクリエイターが集まります。
その中で自分が担当した場所をまず明確に記載しましょう。

自己紹介

あなたがどんな人物であるのか、初対面の人にも解るように端的に伝えましょう。

使用可能なソフトなどの情報

ツールは常にあたらしくなっていきます。
どんなソフトが使用できるのかもアピールポイントとなります。

作品と担当箇所・制作意図など

ゲームはたくさんの人が協力して作成しています。
あなたが担当した部分、当時のエピソードをなるべく詳細に書く必要があります。

今後の展望

夢があったり、キャリアップを目指すなら、具体的にどうしたいのかを明確に伝えられるようにしましょう。

ゲームデザイナーのポートフォリオの最適サイズ

基本的には決まったサイズはありません。
一般的には印刷がしやすいA4やA3サイズがオススメです。
必要に応じて使い分けるといいでしょう。

ゲームデザイナーの職種別のポートフォリオ作成ポイント

ゲームデザイナーといっても、さまざまな役割があります。
役割ごとのポートフォリオのポイントを簡単にご紹介いたします。

2DCGデザイナーのポートフォリオの場合

画力やジャンルのアピールとして、自主的に作成したもの、企業等の実務で作成したもの、デッサン力を示せるものなどを中心に作成しましょう。

UIデザイナーのポートフォリオの場合

ユーザーに提供するものを作る仕事なのですから、ユーザー目線で作られているかが一番のポイントです。

エフェクトデザイナーのポートフォリオの場合

デザイン力や色彩・美的センス、演出技術などを独創性も含めて総合的にアピールできるとよいかと思います。

モデラ―のポートフォリオの場合

大きなページをとって、堂々と自信作をアピールしましょう。
制作過程やわかりやすさも大切です。

ゲームジャンル別のゲームデザイナーのポートフォリオ作成ポイント

こちらではゲームジャンル別にご紹介いたします。

ファンタジー系のゲームのポートフォリオの場合

目をひく配置とバランスが大切です。
男女もしくモンスターでも、どれかひとつに偏ることがないようにしましょう。

乙女ゲームのポートフォリオの場合

キャラクターの表情、服を着た姿、肌を露出した姿などパターンを多く揃えましょう。

男性向けゲームのポートフォリオの場合

より男性の好むデザインや構図、美しさや可愛らしさを追求し、インパクトまであるとさらに目をひくことでしょう。

着せ替え系ゲームのポートフォリオの場合

人物だけでなく服のデザインやバリエーションも豊かにしましょう。

ゲームデザイナーに転職するなら転職エージェント!

転職エージェントは、転職する人と人材を探している企業の架け橋となってくれる存在です。

マイナビクリエイター

マイナビクリエイターマイナビクリエイターはWEBやゲーム業界に特化したエージェントです。
登録すると、キャリアアドバイザーが双方のマッチングを行い、個々にあわせた転職活動をサポートしてくれます。

履歴書作成のアドバイスや添削、面接の対策などに関しても相談することができるので、転職のときの不安がだいぶ軽減されることでしょう。

さらにポートフォリオの作成もできるので、ゲーム業界を考えている方にはとくにおすすめです。

評判や口コミが気になる方はこちらの記事もご参考ください。

マイナビクリエイター
【2022】マイナビクリエイターの評判は?メリット・デメリットを紹介!マイナビクリエイターはWeb・ゲーム・IT業界に特化したクリエイティブ職特化の転職支援サービスです。 自分の好きなことや得意なこと...

G-JOBエージェント

ゲーム業界に特化した人材を紹介してくれる転職エージェントです。
ゲーム企業の求人が一番多いと言われています。

逆にゲーム業界以外には弱いですが、ゲーム業界に就職希望ならまず登録するべきでしょう。

ゲーム会社での経験がある選ばれたコンサルタントが、あなたにマッチした条件の求人を紹介してくれるのが特徴です。

正社員のほか、派遣やフリーランスなど、自分にあう働き方を選びやすいのも魅力です。
さらに多くの非公開求人も抱えており、より条件の良い企業とマッチする確率も高まるでしょう。

ゲームデザイナーへの転職に興味がある方は、下記の記事もあわせてご覧ください!

ゲームデザイナーの転職法について紹介
ゲームデザイナーへの転職方法を徹底解説!未経験・経験者ともに紹介!「ゲームを作ってみたい!」ゲーム制作に関わる仕事を目指している方にとってゲームデザイナーは憧れの職種です。 ゲームデザイナーはゲー...

ゲームデザイナーを目指すならヒューマンアカデミー!

総合学園ヒューマンアカデミーには多くのカレッジがあります。
ゲームデザイナーを目指すならゲームカレッジがおすすめです。
ゲームカレッジではさらにCGデザイナーを専攻することができます。

CGデザイナー専攻では、特に基礎に力をいれているのが特徴的です。
未経験ならデッサンで基礎画力の向上を目指し、最終的にハイエンドなビジュアルを作る技術を手に入れることができるでしょう。

学生たちが合同でチームを組み、ゲーム制作の一連の過程を通してゲームを作るといった経験を得ることもできます。

なにか不安があるときは、業界の最先端をいくクリエイターが相談にのってくれたり、さらに企業との連携によるインターンシップで現場を知るチャンスもあります。

とはいえ、通える場所にあるのか不安もあるかと思います。

総合学園ヒューマンアカデミーなら全国に校舎があるので、出費をおさえて自宅から通うこともできるかもしれません。

ぜひ、お近くの校舎を確認してみてくださいね。

ゲームデザイナーなどのポートフォリオをたくさん見ることができるサイト

ポートフォリオの役割をおさえ、他の優れた作品をより多く目にすることが大切です。

審美眼やセンスが養えるとともに、どう作成すれば見やすいのか、より伝わるのかといったコツが解ってくるはずです。

MUUUUU.ORG

縦に長いレイアウトのポートフォリオを作成するときに参考になります。

URL:https://muuuuu.org/

ピンタレスト

よりデザインに優れた作品が多く、他の作品のインプットのほか、企業へのアピールにもおすすめです。

URL:https://www.pinterest.jp/

straightline bookmark

世界中のポートフォリオが集まっているので、センスを磨くのにおすすめです。

URL:http://bm.straightline.jp/all

ARTNOC.COM

各作家の個性が光るデザインが目をひき、細部にこだわるならとても参考になるでしょう。

URL:http://art-noc.com/category/sitetype/artist-portfolio

studio ksd

イラスト系の作品が多く、ゲーム業界のポートフォリオ作成なら、とくに参考となるサイトです。

URL:https://ksd-illust.com/portfolio-site-structure/

ferret

個人企業などの作品が多く、就職用のポートフォリの参考となります。

URL:https://ferret-plus.com/8227

ゲームデザイナーの転職に求められること

ゲームデザイナーはゲームのキャラクターから世界観、アイテムに至るまで、ゲームに関わる全てをデザインします。
そのため、次のような能力が必要となってきます。

マネジメント力

ターゲットのニーズを調査し、売れるゲームを作らなくてはなりません。
そのため、マネジメント力も求められます。

企画の設計力

ゲームをつくる最初の段階である企画のために、豊かな発想力と企画力が求められます。

交渉力

ゲームを作成する過程では多くの人と関わることになります。
説明や説得といったコミュニケーション力も重要です。

分析力

市場調査を行い、売れるゲームの分析をするために必要です。

ゲームデザイナーのポートフォリオについてのまとめ

今回Ludusでは以下のように、ゲームデザイナーのポートフォリオについて、関連する職種も含めてご紹介してきました。

  • ポートフォリオを作る流れ
  • ポートフォリオの役割
  • 企業が求めるポートフォリオ
  • ポートフォリオの注意点や構成
  • ゲームデザイナー別のポートフォリオ
  • おすすめな学校
  • おすすめな転職エージェント

さらにゲーム別のポートフォリオ、ポートフォリオが見られるサイトなども取り上げてきました。

あなたのセンスが光る、とびっきりのポートフォリオを作成してみてくださいね。

そら
そら
最後まで読んでくれて、ありがとうございました!

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

Pacific Metaマガジン編集部は、Web3、NFT、DeFi、ブロックチェーン、GameFi、メタバースなどの新たなデジタルエコノミーに精通する専門家集団です。 常に最新のトレンドを追求し、読者にわかりやすく伝えることを目指します。